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コンクレタール コンクリート打ち放しの風合いを損なわず保護する塗料
コンクレタール コンクリート打ち放しの風合いを損なわず保護する塗料
投稿日:2020年04月27日 (月)
今回は塗料のご紹介です。
コンクリートの風合いを損なわず保護できる塗料があります。
名前は「コンクレタール」。
あのデッサウのバウハウスの外壁にも塗ってあります。
この材料の特徴はコンクリートの風合いを損なわないこと。
コンクリートの上に色の濃い塗料をのせるのではなく、専用の希釈剤で薄めることで透明感を残しながら色を付けることが出来ます。
ケイ酸カリウムが主成分のコンクレタールは樹脂系塗料とは違い、耐候性が良く、経年劣化による剥がれ等が発生しません。
デッサウのバウハウスに塗られていて、綺麗な状態が長持ちすることが証明されていますが、その他にもミラノのガレッリアや
ドイツのメルセデスベンツミュージアム
シドニーのオペラハウスの外壁にも施工しているそうです。
この自然な質感が長持ちするコンクレタール。
石灰が入っているものであればしっかりと反応するということなので、コンクリートだけでなく、モルタルや石灰が主成分の漆喰に施工できないかと考えています。
モルタルや漆喰の壁が自然な色使いで綺麗になり、その美しさが長持ちしたら良いですよね。いろいろ試作してみます!