新しい挑戦! タイルの魅力発信プロジェクト
新しい挑戦! タイルの魅力発信プロジェクト
投稿日:2020年07月06日 (月)
代表の原田です。
当社でタイルの魅力を発信するプロジェクトが始動しました。
原田左官の新しい挑戦です。
当社は「原田左官」という名前ではありますが、30年以上前からタイル工事も行っています。(今では左官・タイル・防水・組石と4つの湿式工事を請け負っています。)
住宅や店舗のタイルはもちろん、赤坂キャメルズというラクダのかたどったのタイル張りや公園のクラッシュタイルなど様々なタイル工事を施工してきました。
(原田左官 赤坂キャメルズ クラッシュタイル エントランス)
左官という仕事は私が入社した2000年から比べて、見直されてきていると実感しています。
昔ながらの左官の仕事は減少していたり、左官職人が減ってきているという部分はあり、見直されているの言うのは一部分なのかもしれませんが、左官の面白さが再認識されて、左官の仕事が取り入れられ、左官を目指す人もじわじわと増えている感じがしています。
30年くらい前を振り返ると、雑誌「左官教室」で久住章さんの仕事・花咲か団の仕事が紹介され、触発された全国の左官職人が腕を競うような様々な仕事が増えていきました。
挟土秀平さんや久住有生さんのようなカリスマ左官職人も登場し、テレビでも取り上げられる職業になりました。
当社も2003年の新宿OZONE「土の王宮を作る」展や2005年「竹中道具館 左官とその道具」展の参加、2012年「大江戸左官祭り」の運営に関わるなど左官業界の発展に力を注いできました。
それが「左官を考える会」や各地の左官講習会などに繋がり、左官全体がグッと持ち上がったような気がしています。
また、モールテックスに代表されるマイクロセメント仕上げやビールストーンなどの新世代の人造石研ぎ出し仕上げなど左官の新しい魅力とも言われる仕事が年々増えてきています。
(モールテックス 馬喰町ギャザリングテーブル)
参照:STACK D.O.
左官業界の努力やカリスマ左官職人の方面の活躍などで「左官」という仕事が注目され、左官だから出来る魅力的な仕事が世の中に再認識されて、左官の仕事が増えてきていると実感しています。それと同じく、そんな魅力的な仕事「左官」になりたいと思う若者も増えてきています。
では、「タイル」という仕事はどうでしょうか?
「タイル」とグーグルで検索すると魅力的なインテリアタイルやガラスタイル、おしゃれで機能的なキッチンを作った事例など、すぐにでも使ってみたいタイル建材が出てきます。
しかし、「タイル職人」で検索するとどうでしょう。
タイル工事店の求人や熱心なタイル職人さんのページが出てきますが、
結構ネガティブなワードも出てきます。
サジェストされるキーワードも
「タイル職人 きつい」なんていうのも出てきます。
WEBサイトの中身も
「タイル屋の時代は終わった・・・」
「一年通して安定して仕事がない・・・」 など
確かにユニットバスやサイディングに押され、昔タイルが当たり前だった部分がどんどん乾式建材に変わってきています。
今のタイル工事の大部分が大型の建物の外壁部分。
そうすると仕上げ仕事のため、工期は短く、前工程が終わらないと現場に入れない。雨が降ると仕事が出来ない。など安定しない部分がたくさんあるのは事実です。
一方で、インテリアのタイルやエコカラットなど内装のタイルはお客様から欲しいと求められています。
「魅力的なタイル建材!」
でも「きつくて安定しないタイル仕事・・・」
建材としての「タイル」の魅力と仕事としての「タイル」の魅力があまりにもかけ離れてしまっている。
建材としては魅力的な商品がいっぱいあるのに、職業として魅力的ではない・・・
そういう構造になってしまっているため、おしゃれでかわいいインテリアタイルを選んでも、実際きれいに張ってくれる職人さんがいない、思ったように仕上げてくれる人がいないということも多く起きているようです。
せっかく、「タイル」が建材として魅力的なのに、それを扱う職業が魅力的に思われていない。
そんな残念な状況を変えたいと思い、今回、「原田左官でタイルの魅力を発信する」プロジェクトを始めます。
具体的には下記のことを行います。
・タイル職人を目指す人を増やす
・タイルの仕事を増やす
・タイルの仕事の新しい魅力を作る
歴史を振り返ると「左官」も「タイル」も元は一つの職業でした。
左官屋がタイルの魅力を発信していく。
この取り組みにブログをお読みのあなたにも賛同していただければと思います。
これからの「タイルの魅力発信プロジェクト」にご期待ください。
続きはこちらから
ブログ:タイルの魅力発信プロジェクト タイルのショールームを作る!
https://www.haradasakan.co.jp/11510/