レンガ骨材を入れた研ぎ出し洗い出しサンプル
レンガ骨材を入れた研ぎ出し洗い出しサンプル
投稿日:2022年03月14日 (月)
レンガ。
石や粘土を混ぜて焼成して作る昔からある建材です。
そのレンガを砕いて骨材になったものがあります。
割れてしまったレンガ、商品にならなかったレンガなどの細かいものがサイズ別に分けてあります。
これを左官材に混ぜてサンプルとして仕上げました。
こちらは研ぎ出し。
レンガの断面がよい雰囲気を出しています。
レンガは骨材としては硬く、研ぎ出すのは非常に大変でした。
こちらは洗い出し調で骨材を表したサンプル。
レンガの色が印象的です。
左官は厚塗り出来ることが特徴。
その中にレンガなどリサイクル骨材を入れることが出来ます。
仕上げとしてレンガが見える、リサイクルされるものが見えるというのはアップサイクルにつながり、目に見えて感じられるということは物を再利用し、持続可能な社会作りをしようという心を育めるのではないでしょうか?
リサイクル材料、左官で使う分はたかが知れているかもしれません。
しかし、左官仕上げは自足可能な社会作りを目指す姿勢を見せることが出来る仕上げの方法だと思います。
そんな左官の使い方。
是非、ご検討ください。
この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ