原田左官ブログ

土の仕上げ「風土」和菓子屋さんのテーブルイスに施工

土の仕上げ「風土」和菓子屋さんのテーブルイスに施工

投稿日:2022年03月07日 (月)

代表の原田です。
今回は土の仕上げ「風土」の施工例。
和菓子屋さんに施工した物件のご紹介です。

土の仕上げ「風土」は1mm程度の薄塗りで床にも使える強靭な肌を作れる仕上げ材。
主成分が土なので、仕上がり面は土の優しい肌触りになります。
そんな自然派の土仕上げ「風土」をお店のカウンター、イスに施工しました。

施工したお店は伊豆のお菓子処「石舟庵熱海店」。
仕上がりがこちらです。

伊豆の土を使った風土のテーブル天板と椅子
(原田左官「風土」テーブル天板、椅子の座面)

木の上に1mm程度の塗り厚で仕上げています。
土の柔らかな色合いの優しい仕上げになりました。

風土の椅子2脚
(原田左官「風土」椅子の座面)

風土の椅子2脚

今回の土は石舟庵さんが伊豆の各地の土を採掘可能な場所で集めてきていただいたものです。

伊豆各地の土
(伊豆各地の土)

こちらが伊豆各地の土。

伊豆は太古の昔、島が日本列島にぶつかって出来た半島。
その影響なのか近いエリアの中でも実に様々な色の土が採れています。

それをふるって、左官として使えるようにします。

土を篩う
(土をふるう)

ふるってきめ細かくした土がこちら。

篩った伊豆の土
(ふるった伊豆の土)

それを専用のオイルと微量の樹脂を混ぜ、塗りつけていきます。
今回はテーブルと椅子に伊豆土の風土を仕上げました。

風土の椅子施工の様子
(原田左官「風土」施工の模様)

土の色は実に様々ですね。

風土の椅子6脚

これを乾燥させ、トップコートを塗り仕上がりです。


こちらはテーブル天板。
よーく見ると土の乾燥で小ひびが入っています。

風土のテーブル天板

天然の土のため、このような仕上がり肌になることもあります。
小ひびは入っていますが、ボロボロする・崩れる・剥がれることは全くないです。
天板として問題なく使用していただくことができます。
土の表情を一つの味としてご理解頂ければと思います。

現場に納品された状態がこちら。

伊豆土仕上げ風土のテーブル天板
(原田左官オリジナル仕上げ「風土」伊豆土仕上げテーブル)

こちらはイスの座面。

伊豆土仕上げの風土テーブル天板と風土の椅子

土の優しさが天然木のテーブルやお店の雰囲気にも合っています。

熱海にお越しの場合は是非、この石舟庵さんにお立ち寄りください。
季節の和菓子がお勧めですが、土のテーブル、土のイスも是非体験していただきたいです。
店舗情報:石舟庵熱海店


この記事を書いた人
原田宗亮

有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ

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