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左官を知ってもらうために 中学生職場体験受け入れ
左官を知ってもらうために 中学生職場体験受け入れ
投稿日:2022年08月04日 (木)
代表の原田です。
今回は中学生の職場体験のお話です。
当社の地元の中学校から職場体験の依頼があり、生徒さんの職場体験を受け入れました。
1日左官体験です。
左官など建設業の専門工事業者はなかなか世の中に知られていないのが実情です。
小学生男子のなりたい職業ランキングで大工さんは10位以内に入る年もありますが、左官や他の専門の工事業は認知度が低い・・・。
こどもの目線では住宅の工事に携わっている人はみんな大工さんなのでしょう。
それが中学、高校と段々年を経てくると急に現実的になって、
工事管理職とか建設会社勤務を目指すなどになってしまいます。
なかなか左官という職業をこれから働く未来の人たちに知ってもらう機会がないのです。
そのため、当社では左官という職業を広く知ってもらおうと現在、インターンシップ、職場体験、職業説明などを積極的に受け入れています。
今回もその活動の一環です。
本当は現場を体験してもらいたいのですが、安全面でも難しいため、
当社の社内で左官の職場体験をしていただきました。
まず初め、左官についての説明をした後、マスキングテープ貼り。
当社では塗り板見本を作ることも重要な仕事で、その下準備として石膏ボードの周りにマスキングテープを貼ります。
教えるのはカーリーさん。
職場体験の生徒さんも真剣に見ています。
教わった後は実践!
教わったポイントを振り返りながら丁寧にマスキングテープを貼ってくれました。
その後、塗り板見本のプライマー塗りも体験。
その後、左官の塗り体験。
塗り体験の先生はベテランの高橋さん。
初めて持つ鏝と鏝板に戸惑いながらも壁に塗る体験をしてもらいました。
左官は厚みを付けて塗る仕事。
現場で人の手で塗るというアナログな仕事ですが、その分自分がやったという実感を持てる仕事でもあります。
左官に限らず建設業にはいろいろな職種があります。
業界にいる人はともかく、世間一般にはなかなか知られていません。
採用したいと考えている我々企業がもっと「こんな仕事もあるよ!」とPRしていく必要があると感じます。
それは建設業に限らず、製造業もその他職人と呼ばれる業種には言えることなのかもしれません。興味が無い人はこの仕事は続きません。まずは興味を持ってもらう努力、これからも続けていきます。
この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ