今年の年明け披露会
今年の年明け披露会
今回は2016年の年明け披露会についてお伝えします。
年明け(ねんあけ)とは「年季が明ける」ことからきており、
原田左官では見習い工が修業の期間を終えて職人という立場になる事を言います。
年明けについては過去のメールマガジンでもお伝えしていますので、そちらもご参照下さい。
メールマガジン「職人の年季明け制度 (2015年度)」
https://www.haradasakan.co.jp/magazine/mgazine201504/
メールマガジン「職人の年季明け(年明け)披露(原田宗亮) (2010年度)」
https://www.haradasakan.co.jp/magazine/magazine201005/
今年の年季明けは2名。SさんとYさん。
4年前の入社時はこんな感じでした。
4年間で人は確実に成長しますね。
職人を育てるというのが近年の当社のテーマです。
左官職人の平均年齢は60歳くらい、しかも、60歳以上が全体の60%を占めている。
これが左官業界の現状です。
ただでさえ、覚えるのに10年以上かかるといわれている左官の仕事。
今から職人を育てていかないと左官の業界自体がなくなってしまう。
そんな危機感があり、当社は職人育成に力を入れています。
当社の年明け制度は4年間という期間があることが最大のポイントです。
4年間、しっかりと見習いと言う立場で頑張る。
そのことが出来て初めて職人の仕事と向き合えます。
4年間の我慢や苦労をみんなで分かち合ってお祝いする、それがこの「年明け披露会」です。
普段、みんな現場なのでなかなか揃わないのですが、当社の職人さんたちもこの日ばかりは全員勢ぞろいします。
恒例の記念撮影
職人さん、建材屋さんから2人にお祝いの道具・花束をもらいました。
2人とも4年間で成長し、立派に挨拶することが出来ました。
現場の仕事をしていると、100名近い人の前で話をするという機会はなかなかありません。
本人たちに良いプレッシャーになっています。
後輩たちもこれを見て、4年後はあんなふうになっていたいと身近な目標を持ってくれるようです。
年明け披露会は人を育てるという意味でも重要な会になっています。
そして新人紹介。
今年は当社にも5名の新人さんが入りました。
みんなそれぞれ照れくさそうでしたが、早々と当社の職人さんたちの雰囲気に慣れてくれたようです。
Y君、Sさんのご家族も呼んでお祝いします。
左官職人を育て、左官の仕事を後世に繋いでいくためにも、
この「年明け披露会」を毎年大切にしていきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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有限会社原田左官工業所
113-0022 東京都文京区千駄木4-21-1
電話番号:03-3821-4969 FAX番号03-3824-3533
左官のミライ通信「Sakan Concierge(左官案内人)」
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