モルタル造形講習会に参加
モルタル造形講習会に参加
投稿日:2017年08月10日 (木)
ギルトセメントさんのモルタル造形講習会に参加しました。
今回は当社の福吉さん、高橋さんの女性2名での参加です。
今回の講習のお題は、朽ち果てたレンガ下地の壁。
まずはモルタルを塗り付け、型どりやカービングを行い、造形していきます。
ギルドセメントを塗り付けたのち、
専用の型でレンガ模様を成形し、
目地を削り、
クラックも入れ、よりリアルなものにしていきます。
剥がれ落ちた壁の部分は一度塗り込んで、実際に剥がします。
これはヨーロッパなどにある古い壁で、煉瓦下地にプラスターをかけたものが剥がれ落ちた壁を再現しているのですが、剥がすことでリアルな朽ちた壁を表現するのですね。
新たな発見でした。
割れた煉瓦を表現する部分では割れた断面は違う色を入れて、本物感を出します。
最近、広告業界などで人の感覚を刺激する美味しそうな感じを「シズル感」というそうですが、この壁が朽ち果てていく感じをどう言葉で表現していけばよいのでしょう。
今回の講習で製作した壁は会社に持ち帰って飾ってあります。
やはり厚みのある壁は印象が違いますね。
講習を受けたギルドセメントは造形用のモルタル材なので、擬岩や擬石・擬木もできます。
分厚く塗って表現をする。
これも左官の魅力の一つですね。