池袋ウイロード再生事業 しっくいで包むファサード
池袋ウイロード再生事業 しっくいで包むファサード
投稿日:2019年12月05日 (木)
池袋ウイロード再生事業。
前回のブログはこちらから
池袋ウイロード再生事業 植田志保さんの色使いと池袋との不思議な縁
https://www.haradasakan.co.jp/10067/
いよいよ現場の作業です。
当社の工場で作成した下地を貼り付け、その上に漆喰を塗っていきます。
現場にはベテランの早川さんにも参加してもらいました。
植田先生の指導の下、漆喰を柔らかく仕上げ、所々に模様を入れていきます。
このウイロードは東西を結ぶ重要な通路なので工事中も通行は止めません。
不特定多数の人から見られながらの工事という普段あまりない環境の中でしたが、斎藤君も才能を発揮していました。
まさにLive Plastering!
今作っている状況を利用する皆さんに見てもらう、感じてもらいながらの施工でした。
今現在、工事はまだ進行中ですが、東側のファサードはこのように仕上がりました。
うっすら付いている点々の模様はしっくいを塗りつけて、柔らかいうちに縄で模様を付けています。
これは池袋西口前の町内会で使用されていたお祭りの山車の縄を譲り受け、模様付けに使用しました。
譲っていただいた方も以前、自分が小さいころに握ったこともあったそうです。
こうやって地域の記憶を建物に残していく。
これも植田先生のアイデアです。
先日、完成記念式典が行われましたが、
ウイロード再生事業の工事 実はまだまだ続いています。
漆喰の仕上げが好評を頂き、柱などを追加で工事をさせていただいています。
地域に根差した建物を作るという責任を感じながらも、形に残る工事として我々も楽しんで進めていきたいと思っています。
ファザードの他の模様についてはこちらから
ブログ:池袋ウイロード再生事業 西口 池袋の記憶を残すファサード
https://www.haradasakan.co.jp/10102/