モザイクタイルで模様をつける
モザイクタイルで模様をつける
モザイクタイルで模様をつける(原田宗亮)
今回はモザイクタイルで模様をつけると言うお話をさせていただきます。
一般的にモザイクタイルというと50㎜以下のタイルのことを言いますが、
ここではもう少し細かいモザイクタイルについてお話しします。
モザイクタイルは25㎜、15㎜、10㎜(場合によりそれ以下)のタイルをシート状にして施工するのが一般的です。
日本のタイルメーカーも作っていますが、今は海外からの輸入も多くなっています。
海外輸入タイルの例はこちら
イタリアのメーカーBISAZZAの日本ショールームのページ
http://www.seiwaceramics.co.jp/products/bisazza.html
海外メーカーは派手なものが多く、ガラスや金をあしらったモザイクタイルがよく見られます。
逆に日本のメーカーさんは、日本独自の焼き物の技術や日本の柄を活かして、
日本的なタイルを表現して輸出しているメーカーさんもあります。
TNニュース
http://tile-park.com/user_data/news_letter_bknum/news_letter_vol77.html
モザイクタイルで模様を表現する場合、
タイルメーカーさんで事前にパターン化されたものが何種類か出されていますが、
モザイクタイルの面白さはそれだけでなく、カスタムメイドでモザイクのシートを作成することができます。
カスタムメイドで作成するにはもともとバラバラに焼いたタイルを一枚ずつ型の指定の場所にはめ込み、
シートを作るため、製作時間が結構かかります。
TNコーポレーション
クラッシュタイル作成風景
動画:クラッシュタイル
駅や学校でオブジェとしてオリジナルのモザイクタイルが表現されているところもありますが、
タイルを一から焼くとなると非常に時間と費用が掛かります。
既製品のモザイクタイルを組み合わせれば、比較的手軽にオリジナルのモザイク柄が表現できます。
しかし、モザイクタイルを一枚ずつ色指定していくのは非常に大変なことです。
今はメーカーさんが写真や絵から読み取ってモザイクタイルシートを作成してくれます。
また、写真や絵ではなく、柄を作りたい場合に便利なのが
名古屋モザイクのモザイクタイルシミュレーション。
これはタイルを選び、色を指定していくと、シート柄を作成することができます。
これで完成図を確認してからタイルを発注することができます。
名古屋モザイクシミュレーションのページへ
https://www.nagoya-mosaic.co.jp/smulatior30.html
今回は当社でも床のデザインモザイクタイルを施工しました。
シートに番号が振ってあり、どの順番で張っていくかが書いてあります。
番号順にモザイクタイルシートを貼ります。
完成です。
また、変わったモザイクタイルをご紹介。こんなに細かいものもあります。
エクシイズのフラメンティ(5㎜角のモザイクタイル)
極小のモザイクなので複雑な曲面にも対応できます。
また、モザイクタイルで困るのはカット加工です。
本来はモザイクタイルは細かいのでカットをするのが非常に困難で、また見栄えもあまり良くないため、
シートを柵状に切り、目地幅で調整してカットをしなくていいように張るのが一般的です。
しかし、納まりの都合でどうしてもカットしなければならないこと21もあります。
その場合は、モザイクタイルでも細かいカットをすることは出来ます。
道具と施工法を知れば、こんな風な加工もすることが出来ますよ。
今、タイル業界ではもっと内装にタイルを使おう!と様々なデザイン性に富んだタイルを販売しています。
もう一度、モザイクタイルを見直してみていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
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