塗り版築を瓦風に仕上げたベーグル屋さん
塗り版築を瓦風に仕上げたベーグル屋さん
投稿日:2021年07月22日 (木)
工事管理の堀越です。
原田左官オリジナル仕上げ「塗り版築」。
様々な骨材と色で表現できる「塗り版築」は、自然な風合いを表現できることが特徴です。
今回は「福ベーグル 夕やけだんだん谷中銀座店」での施工例を紹介致します。
「福ベーグル」さんは、群馬県を拠点に4店舗展開し、おいしいベーグルを販売しております。
今回、東京都に初出店するということでお手伝いさせて頂きました。
場所は谷中ぎんざの夕焼けだんだんの下。
弊社のすぐ近くです。
弊社のことをネットで見つけていただき、今回の出店場所と近いこともあり、ご縁を頂いて施工させていただくことになりました。
福ベーグルさんは群馬が本拠地。
群馬県には1000年以上続く藤岡瓦という文化があります。
その文化に因み、今回は瓦のイメージで塗り版築を仕上げようということになりました。
どのように瓦を表現するか・・・。
打ち合わせにより瓦を葺いた時のような段々を鎧壁のようにしようということになり、塗り版築でそれを表現しました。
「塗り版築」は、大きい骨材、小さい骨材、様々な骨材を混ぜることにより、自然な風合いを表現することが出来ます。
かっこよく仕上がったので、プロのカメラマンに撮影してもらいました。
撮影された写真がこちら。
瓦のような重厚感のある塗り版築になりました。
地元の粘土、木材、水などの自然素材を用い、一枚一枚、丁寧な手作業で作られる瓦。
一段一段、丁寧に仕上げる我々の「塗り版築」にも通じる部分があるのではないかと感じました。
「塗り版築」は、厚みがあるので、様々な物を添加することが可能です。
本来、廃材になってしまうものを混ぜ込むなどSDGsの考えに沿った表現も出来ると感じています。
例えば、砕かれた瓦を混入する、廃材になってしまうものを活かす、など可能性はいろいろあります。
使える量は少量かもしれませんが、そのような壁を作ることで、サスティナブルへの意識付けをすることも出来るのではないでしょうか?
これからの時代に合った左官仕上げ「塗り版築」。
ご興味がある方は是非お問い合わせ下さい。
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