モルタルアートをアイカ工業ショールームに施工
モルタルアートをアイカ工業ショールームに施工
投稿日:2022年06月23日 (木)
代表の原田です。
今回はジョリパットのアイカ工業のショールームでのモルタルアート施工についてです。
アイカ工業さんの新宿ショールーム。
当社でも改装の時に何度か施工させていただいております。
ちょっと前のお話にはなりますが、ジョリパットのハイブランド「クライマテリアシリーズ」「モルタルアート」を当社で施工しました。
(クライマテリアモルタルアート ※アイカ工業WEBサイトより)
モルタルアートはいわゆるモールテックス調に仕上がる樹脂系左官仕上げ。
樹脂系のため色の安定性がある、白華がしないなどのメリットがあります。
今回はファニチャー仕様として棚付きベンチとカウンターテーブルに施工。
一つ目はこの棚付きのベンチ。
(ベンチ・棚付き クライマテリアモルタルアート原田左官施工)
このように円形の2段ベンチの周囲が棚になっています。
アップで見るとこのような表情です。
こちらはロングカウンター。
(アイカ工業ショールームロングカウンター クライマテリアモルタルアート原田左官施工)
このような巨大なカウンターも左官なのでシームレスに塗り込むことができます。
ファニチャー仕様は天板にも使える強度があり、棚の底面、上げ裏、天板面とクルッと塗り込むことが可能。
木工下地の什器が左官の力でモルタル調の仕上がりに変わります。
モルタルアートは2色使用することでセメントモルタルに近い質感を出しています。
色は新色も含めて32色。
(モルタルアートベーシックカラー ※アイカ工業WEBサイトより)
グレー系だけでなく、ウォームグレーやグレージュなど微妙な色合いも揃っています。
(モルタルアートアクセントカラー ※アイカ工業WEBサイトより)
アクセントカラーは少し濃いめの色合い。
モルタルアートは樹脂系左官材なので、特に外部では性能を発揮します。
セメント系で発生してしまう、冬場や雨に打たれてしまい白くなる白華現象が発生しません。
本物のモルタル、モールテックスの質感ももちろん良いですが、
今後、このモルタルアートとの部分的な使い分けは有効かもしれません。
モルタル調仕上げ、グレー調の仕上げは2000年以降から安定した人気のある仕上げ。
今後も、モルタル仕上げ、モルタルアート、もちろんモールテックス系も根強く使われて行くと思います。
モルタル調仕上げであれば、当社では他にも様々なアレンジをしています。
ちょっとだけ質感・凹凸感を出す、味わいを出すなどの表現は得意分野ですので、モルタル調仕上げであれば是非お問合せください。
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https://www.haradasakan.co.jp/contact/works_form.php
この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ