透明なエポキシをタイルに流す
透明なエポキシをタイルに流す
投稿日:2022年10月24日 (月)
代表の原田です。
今回は透明なエポキシについてです。
透明なエポキシをいろいろなものの上に流すという試作をしています。
エポキシはEcoPoxy(エコポキシー)というものを使っています。
これは大豆油をベースとした植物由来のエポキシです。
樹脂系の臭いがほとんどせず、施工中も臭いで現場にご迷惑をかけることが無く、また施工者にも優しい材料です。
クリアの透明度も高く、施工後の黄変しにくいのも特徴です。
そのクリアのエポキシをタイルの上に流して仕上げ材として使えないかという試作をしています。
まず初めの試作品がこちら。
左側がタイルそのままの状態。右側がタイルの上にエポキシを流したもの。
エポキシには少し色を入れました。
次のものはこちら。
赤系のものを入れたエポキシ。
エポキシがクリアなのでタイルの地が透けて見えます。
クリアのエポキシを透けさせることで水の中にあるような見た目や熱い釉薬を塗ったような質感が得られました。
クリアのエポキシは現在様々あり、EcoPoxyの他にも数社日本に入ってきています。
この材料はレベリング効果があるため、壁面の施工はできませんが、床に流す、平面に流し天板として使用するなどの工法が広まっています。
最近よく見る木と樹脂を組み合わせたリバーテーブルもクリアのエポキシを使っています。
匂いのしないクリアなエポキシ。
組み合わせによっては面白い可能性のある材料です。
強度もあり、床や天板にも使えます。
いろんな材料との組み合わせをトライしてみます。
この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ