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ビールストーン 外部床に文字を入れた施工
ビールストーン 外部床に文字を入れた施工
投稿日:2022年12月19日 (月)
工事管理部の江口です。
今回はビールストーンの床施工について。
このお店は11年前に原田左官で入り口の床を施工させていただきました。
以前の施工のイメージは特注カーペットを敷いたような床。
入り口すぐで外部なので、カーペットを敷いてしまうと引っかかったり滑ったりと、危ないので、タイルと左官で作ってほしいというご依頼をいただき施工しました。
以前の写真はこちら。
非常に気に入っていただき、お客様にも好評ということでお褒めの言葉を頂いたことを覚えています。
その床が11年経ってこのように汚れてきてしました。
汚れたので新しい床にしてほしいとのご相談で、また当社にお声がけいただきました。
リピートで工事を頂けるのは非常にありがたいです!
当時はエポ砂利でお店のロゴを作ったのですが、より長持ちする石やタイル、左官の研ぎ出しなど様々な案で検討しました。
お打ち合わせの上、ビールストーンで文字を象嵌して施工することとなりました。
まずは、現状の仕上げを解体してロゴ部のビールストーンの仕上げからスタート。
その後、文字部分のビールストーンを先に施工します。
特注で作った文字の枠にビールストーンを流し込みます。
枠を取り外すとこんな感じ。
綺麗に仕上がりました!
続いて他の部分を色違いで塗っていきます。
乾燥後研磨すると…
色違いのビールストーンが綺麗なラインで仕上がりました!
実は今回これで完成ではありません。
外部の床ということもあり、防滑の目的で「ショットブラスト」の加工も行います。
吹付の機械を使います。
この白い粉を吹付の機械の中に入れます。
これを仕上がったビールストーンに吹き付けて、表面を少し荒らします。
このように表面に凹凸がでてきました。
これにより雨などで塗れたとしても、滑りにくい床が出来上がりました。
ビールストーンの周囲に以前の施工のようにタイルを貼ります。
トップコートを塗って完成!
ビールストーンを外部にそのまま施工するとどうしても防滑の問題が出てきてしまいますが、今回はショットブラストを用いてその問題を解決することができました。
11年前のことを覚えていてくださり、またご依頼をいただけたことに感謝です!
今回のように一度施工したお客様からまたお声がけいただけるよう、しっかりした施工を重ねていきます。
滑りにくい床もできるテラゾ仕上げ「ビールストーン」。
あなたの空間に是非いかがでしょう?
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この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所 工事管理部主任 江口克利
人材派遣会社~電気工事会社を経て原田左官へ。
人材派遣会社時代に原田左官の仕事を経験、そこで鍛えられたこともあって原田左官歴は浅いが社内のことは何でも知っている。
オルトレマテリアなど新しい左官仕上げの提案・取り組みが得意。