原田左官ブログ

アップサイクルテラゾ コンフォルト7月号に掲載

アップサイクルテラゾ コンフォルト7月号に掲載

投稿日:2023年07月24日 (月)

代表の原田です。
今回は掲載記事の紹介です。

建築雑誌「コンフォルト」の7月号にアップサイクルテラゾの記事が掲載されました。

コンフォルト2023年7月号表紙
(コンフォルト7月号表紙)

アップサイクルテラゾと解説。コンフォルト2023年7月号より
(コンフォルト7月号アップサイクルテラゾ記事)

よろしければ、書店等でご覧ください。

アップサイクルテラゾとは特定の仕上げを指すものではなく、工法としての一つの考え方です。
当社では、アップサイクルテラゾを何かを混ぜ研磨をして仕上げるという「テラゾ工法」に「リサイクル材」を組み合わせることと定義しています。
(テラゾ工法とお伝えしていますが、現場で施工する現場テラゾ、人造石研ぎ出し仕上げ(略して人研ぎ仕上げ)になります)

リサイクル材をテラゾの骨材として再利用し、新しい柄や表情を作り出し仕上げます。
そうすることで価値の向上とリサイクルという2つの成果を同時に実現するアップサイクルができるのではないかと考えています。

リサイクル材として使用できる量は限られているので、リサイクルの仕組みとして確立できるほどにはなっていませんが、仕上げ材としてリサイクル材を混入して見せることで、サスティナブルという概念を伝えることができればと思っています。

今は木片や元々その場で使われていた石材、タイル材を使用することが多いです。

解体された家具の木片を再利用したアップサイクルテラゾ
(解体された家具の木片を再利用したアップサイクルテラゾの例)

廃棄タイルを再利用したアップサイクルテラゾ
(廃棄タイルを再利用したアップサイクルテラゾの例)

その他、瓦や電線の銅、貝殻などがアップサイクルテラゾとして実績があります。

瓦を再利用したアップサイクルテラゾ
(アップサイクルテラゾ:瓦)

銅線を再利用したアップサイクルテラゾ
(アップサイクルテラゾ:銅線)

貝殻を再利用したアップサイクルテラゾ
(アップサイクルテラゾ:貝殻)

私としてはテラゾ仕上げに今まで考えられなかった骨材が加わることで新たな価値が生まれることが嬉しい部分です。
いつもは廃棄されてしまうもの、もったいないと思われながら捨てられてしまうもの、あなたのアイデアを是非テラゾ仕上げに加えてみてはいかがでしょうか?

アップサイクルテラゾと過去の紹介例はこちら

【廃材利用!】テラゾ仕上げでのアップサイクル事例12選

アップサイクルでタイルをテラゾに入れて新たな柄を作る


この記事を書いた人
原田宗亮

有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ

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