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ただ今開発中!
設計事務所や工務店様、施主様のご依頼により開発中の素材・工法をご紹介。
塗り版築にお茶の葉を混ぜる
2024年11月20日 (水)
塗り版築にお茶の葉を混ぜる
塗り版築にお茶の葉を混ぜて仕上げられないかというご要望を頂きました。左官ではワラスサはよく使いますが、お茶の葉はあまり使ったことは無いです。お茶の葉がこちら。(左官に使用するお茶の葉)お茶の葉は当たり前ですが、水に触れると成分が出て、色が出ます。(お茶の葉を水に付けた状態)色のにじみが面白く出るかどうか?試作をすると変化を見ることが出来て興味深いです。試しに出来上がった見本がこちら。(塗り版築お茶の葉入り)お茶の色が影響して面白い仕上がりになります。いろいろトライをしてみます。
青石石粉を混ぜた試作
2024年10月23日 (水)
青石石粉を混ぜた試作
庭石や記念碑などでよく目にする青石。加石を切断した時に出る砕石と水があわさったものを再利用できないかと、乾燥させた粉末を混ぜ込んで試作をしてみました。仕上げ材と石粉の粗さを変え、さまざまな仕上げで見比べてみます。その種類がこちら。仕上げ材を3種類1 プラスタル2 プラスタル+HR樹脂3 透明樹脂混ぜ込んだ石粉の粗さを2種類1 細目2 極細目研磨後にトップコートを2種類1 ガリレオ2 レペルオイル※透明樹脂はトップコートを塗らず、研磨と未研磨の2種類一覧にすると出方がだいぶ違って見えます。プラスタルは比較的馴染みやすく、HR樹脂と透明樹脂は石粉の主張が強くなりました。HR樹脂は少し年季が入ったようなデザインなどには向くかもしれません。見栄えのする仕上げにするにはまだまだ試作する必要があります。ブラッシュアップしていきます。
溶岩を入れたテラゾ仕上げ(人研ぎ仕上げ)
2024年08月07日 (水)
溶岩を入れたテラゾ仕上げ(人研ぎ仕上げ)
テラゾ仕上げ(人研ぎ仕上げ)に溶岩の骨材を入れて試作しています。溶岩はマグマが固まってできた石。目に見えるくらい大きな穴が開いている多孔質であることが特徴です。今回手に入った溶岩は黒と赤。溶岩はマグマの成分とでき方によって色が変わるそうです。玄武岩ような成分だと黒くなり、鉄が多く混ざっていて酸化すると赤くなるそうです。その溶岩をテラゾ(人研ぎ)で骨材として使ってみました。完成途中ですが、研いだ状態がこちらです。(途中工程:黒溶岩+白テラゾ)(途中工程:赤溶岩+白テラゾ)溶岩の孔にテラゾの材料が入り込み、模様として現れたらキレイかなと。今見えている巣穴をキレイにしながら、溶岩の特徴を生かした模様を目指します。うまくいくか試作中です。
波紋のような櫛引仕上げ
2024年07月10日 (水)
波紋のような櫛引仕上げ
波紋のような仕上げを試作しています。特注でクシ鏝を作り、波紋が広がっていくような模様を目指します。頭で考えるのは出来ますが、実際やってみると難しいのが円の模様です。自然が作る模様にはかなわないですね。いろんな方法をトライしてみます。
モルタル掘り込み文字
2024年06月05日 (水)
波板に左官仕上げ
2024年05月08日 (水)
波板に左官仕上げ
波の打った形状の板、通称「波板」というものがあります。木質系の波板に対し、左官仕上げをしたいというご要望を頂きました。このような形状なので、凹凸の一つずつを鏝で塗っていくのではとても時間がかかります。そのため、このような手作りの鏝を作りました。ここにポリーブルを仕上げます。滑らかな仕上がりになるよう、トライしていきます。
チェス盤のような仕上げ
2024年04月10日 (水)
チェス盤のような仕上げ
石と左官を交互に入れたチェス盤のような仕上げのサンプルを作っています。こちらは石が貼ってある途中工程研ぎ出し仕上げの材料を詰めて仕上げたものがこちら。現場ではどのようにできるか?施工方法も含めて詰めていきます。
陶器を入れたプラスタルのサンプル
2024年03月20日 (水)
陶器を入れたプラスタルのサンプル
割れた陶器を左官材に入れた仕上げを作りたいというご依頼を頂き、当社のプラスタルという材料に埋め込み、書き落とし仕上げにしてみました。(割れた陶器入りプラスタル掻き落とし)カラフルな陶器とベース材の白によってコントラストが出て興味深い仕上げになりました。自然光で見るとこれくらいの凹凸感があります。陶器と左官の組み合わせ、陶器は水を吸うので、外部には難しいでしょうが、室内なら面白い仕上げになりそうです。
ビールストーン 染みの実験
2024年02月07日 (水)
ビールストーン 染みの実験
ビールストーンのトップコート。なかなかこのものズバリ、というものにまだ巡り合えていません。今回も実験。ガリレオというトップコート、オールオイルシールドというトップコートの比較実験をしています。上に垂らしたものは左からコーヒー、汚れ水、塗料、真水です。この2つの比較だとオールオイルシールドのほうが強い、しかし値段も高いです。垂らしたものの比較だとコーヒーはやはり汚れが残りやすいですね。良いトップコート、いろいろ試します。
チェーンの跡を付けた仕上げ方
2024年01月24日 (水)
チェーンの跡を付けた仕上げ方
左官にチェーンの凹んだ跡を模様として付けたいとたまにご要望を頂きます。ポイントは仕上がったものがチェーンの模様が転写されているとわかること。細いチェーン、太いチェーン色々なもので試してみます。初めて仕上がりを見た人がチェーンの跡とわかるように作る。単純なようで、難しいです。いろいろトライしてみます。
落ち葉を入れたモールテックス
2023年12月13日 (水)
落ち葉を入れたモールテックス
モールテックスに落ち葉を入れられるかという試作依頼を頂きました。こちらが送られてきた落ち葉。いわゆるカサカサに乾いた落ち葉です。これをモールテックスに混ぜて仕上げます。材料を練った状態がこちら。モールテックスには通常無い繊維分が混入されていて、不思議な見た目に。これを塗りつけた状態がこちら。(モールテックス落ち葉入り塗りつけ)モールテックスの表面に落ち葉の葉がところどころ現れてなかなか面白い表情になりました。乾燥したら研磨します。どんな表情になるか楽しみです。
ポリーブルと木の取り合いを攻める
2023年11月15日 (水)
ポリーブルと木の取り合いを攻める
原田左官オリジナル仕上げのポリーブル。ポリーブルと木の取り合いを海岸線のように作った試作です。木の上にポリーブルを塗り足しているので、取り合いから剥がれそうですが、今は左官のプライマーもよいものが出ていて、かなり剥がれずらくはなりました。シート型を使うなどいろいろな魅せ方ができそうです。
陶器のかけらを入れた塗り版築の試作
2023年10月11日 (水)
陶器のかけらを入れた塗り版築の試作
原田左官オリジナル仕上げ「塗り版築」。塗りの仕上げですが、版築に近い風合いがあると採用が多くなっています。今回はその塗り版築の中に陶器のかけらを入れられないかというアイデアを頂きました。陶器のかけらがこちら。(陶器のかけら)砕かれた陶器を同じ大きさに奮ったものです。ある程度大きいもの。粉のように細かいもの、2種類あります。それを塗り版築に混入。白く粒粒が見えるのが陶器のかけらです。2色作りました。大きなかけらは白い粒として見えます。陶器を混ぜられると割れてしまったカップを混入する商品にならなかった陶器を塗り版築材として再利用するなど左官材に活用できる方法がありそうですね。より見栄えのあるような方法を試作していきます。
ビーズクッションの中身をアップサイクル
2023年09月13日 (水)
ビーズクッションの中身をアップサイクル
ビーズクッションの中身をアップサイクル出来ないかというお問い合わせをいただいてトライしました。一つは洗い出し調。点々とビーズが見える模様になります。もう一つは研ぎ出し。粗めに研いだものがこちら。一方、平滑に研いだものがこちら。廃棄されるビーズも何か再利用できるとよいですね。
スライスした石の仕上げ
2023年08月09日 (水)
タイルにクリアのエポキシを流す
2022年11月01日 (火)
タイルにクリアのエポキシを流す
タイルの上にクリアのエポキシを流す試作をしています。エポキシはEcoPoxyというものを使っています。これは大豆油をベースとした植物由来のエポキシ。施工中も樹脂系の匂いがほとんどせず、施工者にも優しい材料です。そのクリアのエポキシをタイルの上に流して仕上げ材として使えないかという試作です。試したものがこちら。左側がタイルそのままの状態。右側がタイルの上にエポキシを流したもの。(左:タイル素地 右:タイルの上にエポキシ)エポキシには少し色を入れました。見方によってはタイルの上に水が載っているようにも見え、このまま床に使っても面白そうです。この試作の続きは原田左官のブログでご紹介しています。・ブログ:透明なエポキシをタイルに流す
オルトレマテリアにお茶の葉を入れる
2022年10月07日 (金)
オルトレマテリアにお茶の葉を入れる
割れにくく強靭な左官材「オルトレマテリア」にお茶の葉を入れる試作にチャレンジしています。お茶の葉と言ってもサイズや形状が色々あります。1パターン目はこんな雰囲気に。もう一つはこのように仕上がりました。ベース色がお茶色だと馴染みますかね。続けて試作してみます。
銅粉を入れた左官仕上げ
2021年12月15日 (水)
銅粉を入れた左官仕上げ
銅粉を入れた左官仕上げにチャレンジしています。こちらが銅の粉。(銅粉)せっかく銅の粉を入れるわけですから、キラッと光るように見せたいです。ビールストーンに入れて研ぎ出してみました。(ビールストーン銅紛入りサンプル)アップで見るとこんな感じです。グレーのビールストーンの中にキラッと銅が光るサンプルに仕上がりました。銅以外にも金属の粉。いろいろと使えるかもしれませんね。
色ガラスを入れたビールストーン
2021年11月17日 (水)
色ガラスを入れたビールストーン
カラフルなガラスを入れたビールストーンを試作中です。入れるガラスはこのようなもの。(色ガラスサンプル)適度の砕いて様々な色のガラスを混ぜます。ビールストーンに混入し、荒砥した状態がこちら。(ガラス入りビールストーン-荒砥ぎ)ガラスも割れずに綺麗に仕上がりそうです。更に仕上げ研磨をし、ピカピカにしてきます。(ガラス入りビールストーン-仕上げ砥ぎ)
ビールストーン トップコートの差を比較
2021年07月28日 (水)
ビールストーン トップコートの差を比較
天板にも使える塗るテラゾ仕上げ「ビールストーン」。トップコートを塗る前と塗る後の比較のサンプルを作っています。ビールストーンはテーブル天板にも使用できますが、セメント系のため、強いトップコートを塗る必要があります。トップコートを塗るとしみ込むことで色の差が出ることがあります。どれくらい元々の色と差が出てくるのか比較したサンプルを作ってみました。こちらはベース色がBM67の色でトップコートの有無を比較したサンプル。(ベースBM67ビールストーン黒・白骨材入り 左トップコート無し/右トップコート有)左がトップコート無し、右がトップコート有です。これくらい色の差が出ます。ベース色BM66での比較がこちら。(ベースBM66ビールストーン黒・白骨材入り 左トップコート無し/右トップコート有)今回のトップコートは塗ることで塗れ色がキープされるので、黒い骨材は黒いままキープされます。ベース色BM67で白い骨材のみだとこうなりました。(ベースBM67ビールストーン白骨材入り 左トップコート無し/右トップコート有)トップコートを塗ることでベースと白の骨材のコントラストがはっきり出ました。トップコートの種類は1種類ではないので、この差が少ないものもあります。性能と色の出具合でトップコートを選択する必要があります。
大きい骨材を入れたビールストーン
2021年06月16日 (水)
大きい骨材を入れたビールストーン
大きい骨材を入れたビールストーンを試作しています。日本のサイズで言うと4分(12mm前後)と言われる大きさ。(4分骨材)手で持ってみるとこのサイズです。これをビールストーンに混入して塗り付け。(ビールストーン4分骨材入り)これを研磨して、仕上がりを見ます。大きい石では研磨はその分大変ですが、石の断面が大きく出て迫力が出ます。
モールテックスにインディゴ染料を入れた仕上げ
2021年05月12日 (水)
モールテックスにインディゴ染料を入れた仕上げ
デニムを染める素材「インディゴ」。(インディゴ染料)以前にも作ったことがあるのですが、このインディゴ染料をモールテックスに入れてサンプルを作ってみました。トップコートには糖分の多いリキュールにも対応できるという強力なものを塗ってみました。(モールテックスのインディゴ入りサンプル)半分ずつで分けて左側がツヤあり、右側はツヤ無しにしてあります。ツヤありはかなり深い藍色になりました。染料を使った特注色もなかなか良いですね。
テラゾ板に合わせたビールストーンの試作
2021年04月07日 (水)
テラゾ板に合わせたビールストーンの試作
既成品のテラゾ板に合わせてビールストーンを作ってほしいというご要望を頂きました。これが既製品のテラゾ。(既成品のテラゾ板)黒の地に複数の色の石が入っています。それに合わせて、骨材をカラ合わせしてみました。(骨材ミックス)目標の見本と比べるとこんな感じです。(左:既製品テラゾ 右:から合わせ骨材ミックス)この骨材を着色したビールストーンに混ぜてサンプル板を作ってみます。
ビールストーンあわび貝の内側を見せる仕上げ試作中
2021年03月17日 (水)
ビールストーンあわび貝の内側を見せる仕上げ試作中
あわびの貝殻をビールストーンの中に入れられないかというご要望を頂きました。(天日干し中のあわび貝)埋め込んだ時に見せたい部分はもちろんこの綺麗な内側。虹色光沢とも言われるこの内側の真珠層の部分です。まず、この内側の部分をフラットの面に出せるようにある程度のサイズに砕き、なるべく平らな形状を取り出します。(砕いたあわび貝殻)塗りつけた状態がこちら。(ビールストーンアワビ貝入り塗り付け)ちゃんと研ぎだせるかどうか、試作をしていきます。
真っ赤な仕上げを色々な素材で試作中
2021年03月03日 (水)
真っ赤な仕上げを色々な素材で試作中
真っ赤な仕上げが欲しいというご要望を頂きました。(原田左官。赤仕上げ試作)プレーンな濃い色の仕上げは左官ではなかなか難易度が高い仕上げ。樹脂や天然素材、いろいろと試作をしていきます。
マグネシウムを使った左官材テスト
2021年02月10日 (水)
マグネシウムを使った左官材テスト
マグネシウムを使った塗り壁材の試作をしています。マグネシウムは白ベースですが、顔料を入れてどの程度色が付くかなどテストしています。(マグネシウム塗り壁材 カラー試作)因みに2色使いはこのような発色になります。(マグネシウム塗り壁材2色 原田左官)自然な質感を持ちつつ中々面白い仕上がりになりました。原田左官では様々な塗り壁材をテストしています。メーカー・商社様やデザイナーの方で新しい左官材をテストしたい方がいらっしゃいましたら、お声がけいただければと思います。
ジョリパット櫛引ラメ入り
2021年01月19日 (火)
ジョリパット櫛引ラメ入り
ジョリパットの櫛引にラメを入れてみました。角度によってキラキラが違って見えます。近くで見るとこんな感じです。部分的にキラキラさせるのも面白いですね。
漆喰 ドイツの木型を使った仕上げ
2020年12月02日 (水)
漆喰 ドイツの木型を使った仕上げ
ドイツ研修の時にマーケットで発見した木型。(ドイツ 木型)本来はお菓子や蝋を入れるものだそうですが、左官に活かせないかと思い購入しました。この木型に漆喰を詰めて壁に貼り付けた状態がこちら。(漆喰 木型使用 貝)ヨーロッパでは貝は富の象徴でもあるそうです。葡萄の細かい模様も綺麗に出ました。(漆喰 木型使用 葡萄)葡萄も富の象徴ですね。その他の型はこのように仕上がりました。(漆喰 木型使用 原田左官作成)固めの漆喰を使えばこのように細かい模様も綺麗に出ます。繰り返し模様を起こしたいときに使えれば、活躍します。今回のものに限らず、何かこのような木型を使った左官仕上げのご要望があれば是非お声がけください。
ビールストーン2色デザイン塗り
2020年11月11日 (水)
ビールストーン2色デザイン塗り
ビールストーンで2色使ったサンプルを作成しています。(原田左官 ビールストーン 2色サンプル)こんな風に三角を重ねたデザイン。研磨して仕上げた状態がこちら。ラインもきっちり出て綺麗に仕上がりました。正直なところなかなか手間がかかってしまいます。原田左官で扱っているMIPAというテラゾタイルを使えば、もう少し手間をかけずにこういったテラゾ柄を作れるかもしれません。(イタリアMIPA モデューロシリーズ)試作してみます。
群青色のビールストーン
2020年11月04日 (水)
群青色のビールストーン
群青色のビールストーンのサンプルを作っています。ガラス骨材を使用し、基材の群青色が透けて見えるように工夫しています。(ビールストーン 群青色)トップコートを3種類塗って色の違いを見ています。左官・研ぎ出し仕上げの場合、同じ配合でもトップコートによってこれだけ色の違いが出ます。海のイメージ。深い青色は綺麗ですね。
葉っぱを入れたモルタル仕上げ
2020年10月02日 (金)
葉っぱを入れたモルタル仕上げ
床のモルタルの中に葉っぱを入れられないかというご依頼をいただき、トライしています。内部の床であれば、葉っぱを敷いてクリアのエポキシを流すなど方法はあるのですが、今回のご依頼は外部施工。葉っぱの模様を転写させ、色を付ける方法で試作をします。まずは葉っぱを押し当てて模様を転写します。(モルタル 葉っぱ模様転写)その上に色を付けます。(モルタル 葉っぱ模様転写 色付け)本物の葉っぱで型取りをするとなかなかリアルな葉っぱ模様になります。金鏝押さえでも刷毛引きでもどちらの中にも模様を入れられます。
ガラス洗い出しシート
2020年09月01日 (火)
ガラス洗い出しシート
台湾の洗い出しシートガラス玉での洗い出しシートを特注で作りました。(台湾洗い出しシート ガラス特注品 原田左官)今回は白のセメント系ボンドで貼りました。透明なガラス玉が独特な印象になります。
クレーターのあるモルタル仕上げ
2020年08月04日 (火)
クレーターのあるモルタル仕上げ
気泡のあるコンクリートパネルのような仕上げが欲しいというご要望を頂き、サンプルを作っています。イメージとしては月面のクレーターが広がっているもの、でも表面はコンクリートパネルのようにツルツルにしたい。普段を気泡が出ないように仕上げるため、意図的に狙ったように気泡を出すというのは逆に難しかったりします。試作1はこのようになりました。(モルタル 気泡仕上げ その1)うーん、ちょっと気泡が小さい・・・施工方法を変えた試作2がこちら。(モルタル 気泡仕上げ その2)まあまあには仕上がりました。この気泡の数や大きさをある程度コントロールできるようにしなければならない・・・いろいろと試作を進めます。
塗り版築の中に朝顔
2020年07月03日 (金)
塗り版築の中に朝顔
塗り版築仕上げの中に朝顔を入れたように見せられないかというご依頼を頂き、サンプルでトライしてみました。(塗り版築 朝顔)色を乗せることで模様を出しています。もう少し自然に出せるように試作を重ねます。
ビールストーン レーザー彫刻繋ぎ2 仕上げ
2020年06月04日 (木)
ビールストーン レーザー彫刻繋ぎ2 仕上げ
前回お伝えしたビールストーン レーザー彫刻の繋ぎサンプル前回はこちらただ今開発中:ビールストーン レーザー彫刻との組み合わせ(ビールストーン青 レーザー彫刻繋ぎ)乾燥した状態がこちら。これを研磨して仕上げます。(ビールストーン青 レーザー彫刻繋ぎ 研磨前)仕上がった状態がこちら。どうでしょうか?色違いが目立たなくなっていますが、ジョイント部分を知っているとやはりここにジョイントがあったなと分かるような感じもします。色によってはもっと目立たずに仕上がるかなとも思います。実物が当社にありますので、ご覧になりたい方は是非、サカンライブラリーにお越しください。サカンライブラリーについてはこちらショールーム紹介ページhttps://www.haradasakan.co.jp/company/showroom/サカンライブラリーは予約制になっております。見学のご予約はこちらの入力フォームからお願いいたします。お仕事に関するお問い合わせページhttp://www.haradasakan.co.jp/contact/works_form.php
ビールストーン レーザー彫刻との組み合わせ
2020年06月02日 (火)
ビールストーン レーザー彫刻との組み合わせ
左官やタイル仕上げ面をレーザーで彫刻し、模様を付ける技術があります。レーザー彫刻そのものについて詳しくはこちらブログ:左官に直接レーザー彫刻https://www.haradasakan.co.jp/5648/このレーザー彫刻、欠点としてはレーザーの機械に通さなければならないので、レーザー彫刻をしたものを現場に張り付けるようになります。何とかレーザー彫刻の模様入りの大壁が出来ないかと模索中です。今回はビールストーンでチャレンジ。まず、ビールストーンにレーザー彫刻をしたサンプルを作成。(ビールストーン青 レーザー彫刻)それをジョイントする面1辺をわざと破壊します。(ビールストーン青 レーザー彫刻 サンプル)このようにジョイント面をガタガタにしておくと塗り継ぎが比較的目立たなくなるのです。これを下地に張り、ビールストーンを塗り足していきます。(ビールストーン青 レーザー彫刻 塗り足しサンプル)さて、うまくジョイントが目立たなく仕上がるでしょうか?続きは次回。次回の記事はこちらただ今開発中:ビールストーン レーザー彫刻繋ぎ2 仕上げ
大きな石の埋め込み
2020年05月01日 (金)
大きな石の埋め込み
大きな石の埋め込み仕上げのご依頼を頂きました。モルタルに石を埋め込むと石の周囲のモルタルが盛り上がり不自然になることもあるので、今回は石を先に樹脂で定着させた工法を試しています。まず、第一工程で石を定着させます。(種石埋め込み仕上げ 白)この後に石の間に目地を詰めるように仕上げていきます。樹脂とセメントの合わせ技です。
人工大理石を入れたビールストーン その2
2020年04月23日 (木)
人工大理石を入れたビールストーン その2
白い人工大理石を張ったビールストーンの続きです。前回の内容はこちらからただ今開発中:人工大理石を入れたビールストーン貼り付け後、ビールストーンを詰め、研いでいきます。(人工大理石 貼り付け ビールストーン研磨)アクセントで赤いモザイクタイルが入っています。仕上がりがこちら(人工大理石貼り付け ビールストーン ガラスモザイク赤)大きな石材の断面が見える仕上げは床にカッコよさそうですね。
人工大理石を入れたビールストーン
2020年04月21日 (火)
人工大理石を入れたビールストーン
大きい石の断面が見えるテラゾ仕上げのご依頼を頂きました。まず、白い人工大理石を砕いて貼り付けます。(人工大理石 貼り付け ビールストーン塗り付け前)定着したらビールストーンを詰めます。完成版は次回。今回の続きはこちらからただ今開発中:人工大理石を入れたビールストーン その2
同じ色で骨材が違う仕上げ
2020年04月01日 (水)
同じ色で骨材が違う仕上げ
同じ色で骨材の大きさが違うサンプルを作成しています。標準的なサイズの骨材でラフに押さえた壁がこちら。(標準骨材の壁 グレー)写真では差がわかりにくいですが、一回り小さい骨材で仕上げたものがこちら(一回り小さい骨材の壁 グレー)そして、ノロ材(骨材無し)で鏝で磨いた仕上げ。(骨材無し 磨き仕上げ グレー)同じ材料でもこのように変わります。鏝で磨いた仕上げは角度を変えればこのようにツヤが出ています。同じ材料で変化を付けられる。これが左官の面白いところです。
ビールストーン マルチカラー
2020年03月03日 (火)
ビールストーン マルチカラー
ビールストーンのサンプルを作っています。(ビールストーン マルチカラー)最近では1種類の骨材だけではなく、系統の違う色の石を数種類混ぜて仕上げることが多いようです。このように骨材が大きいとまた迫力がある仕上げになります。
お茶の葉を入れたビールストーン その2
2020年02月18日 (火)
お茶の葉を入れたビールストーン その2
ビールストーンにお茶の葉を入れられないかというご提案。硬い部分の部分が多いお茶を使用してサンプルを作りました。こちらが固い部分の多い神農茶(しんのうちゃ)。(神農茶の茶葉)これを玉石と一緒にビールストーンに混ぜ、仕上げます。完成したサンプルがこちら。(ビールストーン 神農茶入りサンプル)上にお茶の葉を乗せて混入したものと比べてみました。お茶碗に入れて雰囲気を出してみました。まばらな玉石の中にお茶の葉のアクセント。いい雰囲気のサンプルになりました。
お茶の葉を入れたビールストーン
2020年02月13日 (木)
お茶の葉を入れたビールストーン
ビールストーンにお茶の葉を入れられないかというご提案を頂きました。これが混入したお茶の葉(お茶の葉)完成したサンプルがこちら。(ビールストーン お茶の葉入りのサンプル)周りの骨材が細かいとお茶の葉が強調される仕上がりになりました。
洗い出し仕上げの可能性
2020年02月04日 (火)
洗い出し仕上げの可能性
人造石洗い出し仕上げ。最近サンプルのご依頼も多い仕上げです。昔からある左官仕上げの一つですが、モルタルの色、石の種類の組み合わせでまだまだ新しい表現が出来る仕上げでもあります。(洗い出しサンプル 様々な種類の骨材)まだ日本では見たことがないような種石が手に入れば、全く新しい表情もできます。
磨き仕上げ 白富士・赤富士
2020年01月07日 (火)
磨き仕上げ 白富士・赤富士
白い富士山、赤い富士山の柄を石灰クリーム磨きで表現してみました。(石灰クリーム磨き仕上げ 白富士・赤富士)カルチェラザータの施工方法と同様に下塗りに柄をつけ、上塗りに石灰クリームをかけ鏝で磨き上げることで下塗りの柄が浮かび上がってきます。(石灰クリーム磨き仕上げ 白富士)(石灰クリーム磨き仕上げ 赤富士)もちろん他の柄でも施工できますよ。
ドライウォッシュ仕上げ グラデーションに挑戦
2019年12月03日 (火)
ドライウォッシュ仕上げ グラデーションに挑戦
細かい骨材まで表面に表せるドライウォッシュ仕上げ。青いガラスをグラデーションに入れる仕上げをチャレンジしています。(ドライウォッシュ 青ガラス グラデーション)細長い見本で高さを区切ってガラスの量を調整しています。ガラスの量を明確にしすぎてしまうと区切りが見えてしまい、作為的になってしまうので注意です。高さ2m程度の大きな面でも試験施工。自然な表情になるようにテストを重ねます。
黒い仕上げの比較
2019年11月05日 (火)
黒い仕上げの比較
左官には様々な素材の黒色の仕上げがあります。今回は3種類、同条件の照明で見え方を比較しました。(黒漆喰磨き仕上げ)(ビールストーン 黒仕上げ)(墨モルタル 金鏝押さえ)ツヤがあるもの、無いもの、素材感、様々です。今回は3つだけ。左官仕上げで出来る表現のほんの一部です。素材により値段、施工できる場所や強度も違いますので、ご注意ください
土壁のムラ仕上げ
2019年10月03日 (木)
土壁のムラ仕上げ
土壁でムラ感を出した仕上げが欲しいというご要望をいただき、見本を作っています。試作がこちら(土壁ムラ仕上げ)押さえのタイミングなどを変えてムラ感を出しています。作為的にならないようにムラを作るというのは結構難しいですね。自然に勝る良いデザインはないのかもしれません。自然は偉大です。
ビールストーン 砕石シートのテスト その2
2019年09月10日 (火)
ビールストーン 砕石シートのテスト その2
前回の続き。台湾で試作をしてもらった研ぎ出しシート。試作見本の作成です。(台湾 研ぎ出しシート試作)これが寒水石の研ぎ出しシートにビールストーンを入れたもの。(研ぎ出しシート 寒水石 ビールストーン)1工程目が分かるように隅を仕上げず残しています。こちらはカナリア。(研ぎ出しシート カナリア ビールストーン)アップで見るとこのような状態。(研ぎ出しシート カナリア ビールストーン)砕石なので、石の高い部分が揃わず、石が出ない部分が多くなってしまいました。やはり何でも想像するだけではなく、やってみないとわからないですね。黄色いガラスのほうは2つに分けて2タイプ作りました。(研ぎ出しシート ガラス イエロー ビールストーン)右側のやり方ならものになりそうです。課題はありますが、一つずつクリアしていけばものになりそうです。
ビールストーン 砕石シートのテスト その1
2019年09月05日 (木)
ビールストーン 砕石シートのテスト その1
今、話題の洗い出しシート。玉石がネットに張り付いていてシート状になった商品です。(台湾 洗い出しシート)石があれば特注でもシートにすることができるため、玉石ではなく砕石でもシートにできないかと試作をしていただきました。試作品がこれ。(台湾 砕石シート)黄色いものはリサイクルガラス。(台湾 砕石シート ガラス イエロー)砕石がシートになることでどんなメリットがあるかというと、壁面で大きな石の研ぎ出し仕上げが施工可能になるという利点があります。さっそくテストしてみます。
鋼鉄スラグを入れたビールストーン
2019年08月06日 (火)
鋼鉄スラグを入れたビールストーン
ビールストーンに鋼鉄スラグを入れられないかというご依頼をいただきました。これが鋼鉄スラグ。(鋼鉄スラグ)今回施工の物件が、製鉄所に関連したストーリーを持っている建物とのこと。製鉄所の名残として鋼鉄スラグを骨材として入れてほしいというご要望でした。作成したサンプルがこちら。(ビールストーン 鋼鉄スラグ入り)大きな骨材の断面が見えて、コンクリートを切り出したような肌になりました。表面は石のように鏡面に仕上げています。蛍光灯に照らすとこのようにツヤが出ています。建物のストーリーを引き継ぐ仕上げ。左官だからこそ出来る仕上げです。
土壁ヒビ割れ仕上げ
2019年07月04日 (木)
土壁ヒビ割れ仕上げ
土壁ヒビ割れ仕上げの見本を作っています。田んぼの土が乾燥したような肌。その素朴感が求められて年に何回かサンプルのご依頼があります。今回のものは少し白っぽい土で作りました。(土壁ヒビ割れ仕上げ)塗り厚によりヒビの割れ方は多少コントロールできます。
モルタルにマカロニをスタンプ
2019年06月04日 (火)
モルタルにマカロニをスタンプ
壁にマカロニを模様として転写できないかというお問い合わせをいただき、試作しています。モルタルを塗り、実際にマカロニをスタンプします。(原田左官 モルタル マカロニスタンプ)乾燥後、はがした状態がこちら。かわいい感じに仕上がりました。他のパスタでも試してみます。
櫛引仕上げに抜き文字
2019年05月09日 (木)
櫛引仕上げに抜き文字
櫛引仕上げに抜き文字櫛引仕上げにこの文字を抜き文字で入れてほしいというお話をいただきました。(抜き文字の見本)尚且つ、櫛引の仕上げも標準の山の高さではなく、できるだけ大きくしてほしいというご要望でした。櫛引仕上げは山を大きくすればするほど、仕上げた後に重力により、山がダレ下がってお辞儀をしてしまう可能性が大きくなります。しっかり山が出る最大の櫛目の高さを探る必要があります。今回は材料は樹脂系の素材でトライ。通常の櫛引仕上げと比較するとこんな感じ。写真上が通常の櫛引の山の大きさ。下が今回作ったものです。2倍くらいは大きくできました。面積が大きくなるとなかなかこのようにそろった目は出しにくい。本施工へ向けては方法を考える必要があります。
トップコートの選定
2019年04月11日 (木)
トップコートの選定
洗い出し仕上げ 磯黒のトップコートを選定しています。(洗い出し仕上げ 磯黒 トップコート3種類)同じ面でもトップコートが違うだけでこれだけ、色の見え方が違います。黒い石、墨モルタルの場合はやはり黒の塗れ色がキープされるほうがカッコよく見えますね。
ビールストーン サンゴを入れたサンプル
2019年03月06日 (水)
ビールストーン サンゴを入れたサンプル
ビールストーンの中にサンゴを入れて研ぎ出し仕上げが出来ないかというご要望を頂き、トライしてみました。こちらは塗りつけた時の状態。(ビールストーン サンゴ入り)これを研磨します。(研磨作業)こんな風に仕上がりました。サンゴの断面が出て、面白い仕上がりになりました。
写真のイメージで塗り版築仕上げ
2019年02月05日 (火)
写真のイメージで塗り版築仕上げ
写真のイメージに近づけた塗り版築仕上げのご依頼です。写真にあるざっくり感は表現できたかなと思います。(原田左官 塗り版築)お客様のオリジナル仕上げに対応しています。お時間がかかる場合もありますが、是非、お問い合わせください。
モルタルで絵を描きました。
2019年01月09日 (水)
ビールストーン ステンドグラスを入れた仕上げ
2018年12月05日 (水)
ビールストーン ステンドグラスを入れた仕上げ
ビールストーンに大きいガラスを入れられないかというお問い合わせを頂き、チャレンジしています。ステンドグラスの原料になるガラスを3cm程度に砕いて混入し、仕上げました。(ビールストーン ステンドグラス入りサンプル)大きいものが入るとカッコいいですね。他にも試作をしてみます。
ドライウォッシュ仕上げ 紙をプラス
2018年11月13日 (火)
ドライウォッシュ仕上げ 紙をプラス
細かい石まで綺麗に出る洗い出し「ドライウォッシュ仕上げ」今回はそのドライウォッシュに紙を入れたものを作ってみました。(ドライウォッシュ仕上げ 紙入りサンプル)細かく切った紙を混入し、ドライウォッシュで仕上げています。 (ドライウォッシュ仕上げ 紙入りサンプル)もう少し研究すれば紙がきれいに表面に散りばめられるかもしれません。チャレンジしてみます。
庵治石洗い出し
2018年10月10日 (水)
庵治石洗い出し
御影石のダイヤモンドとも言われる庵治石。その砕石を頂く機会がありました。 (庵治石の砕石)早速、左官仕上げに活かせないかサンプルを作ります。出来上がったのが、こちら。庵治石の洗い出し仕上げです。(庵治石洗い出し仕上げ)(庵治石洗い出し仕上げ)面白い洗い出し仕上げになりました。変わった洗い出し仕上げとしていかがでしょう?
モルタルで布目
2018年09月11日 (火)
モルタルで布目
モルタルで布目を表現できないかというお問い合わせをいただきトライしてみました。おとなしめに付けたもの (布目モルタル)粗めにつけたもの (布目モルタル)アパレル、ファブリックのお店にいかがでしょうか?
同じ模様で素材違い
2018年08月08日 (水)
同じ模様で素材違い
同じ鏝模様で素材違いのものが見てみたいというご依頼をいただきました。(3種類の塗り板見本 左からジョリパット、漆喰骨材入り、漆喰)(ジョリパット アートランダム模様 白)ジョリパットの白は漆喰に比べると少しグレーが入ってますね。(漆喰 アートランダム骨材入り仕上げ)漆喰も骨材を入れると粗い表情を付けられます。(原田左官オリジナル漆喰 フルーフレ アートランダム仕上げ)当社オリジナル漆喰フルーフレのアートランダム仕上げ他のものと模様を合わせるため少し厚めに塗っています。やはり漆喰は柔らかい印象を与えますね。少しの違いでもだいぶ印象が変わりますね。実物をお客様に確認していただきます。
イメージパースから読み取った塗り版築サンプル
2018年07月10日 (火)
イメージパースから読み取った塗り版築サンプル
塗り版築のサンプル作成。今回はイメージパースをいただいてそれに合わせてサンプルを作ります。版築は層が重なった独特の風合いを持った仕上げ。それだけに色のイメージ合わせが難しかったりします。一層ずつ色指定をされてサンプルを作る場合もありますが、重ねた時に作りこみすぎていて違和感を感じることもあります。今回のように全体のイメージをいただいて、それに合わせて当社でサンプルを作ったほうが、設計さんの欲しいものが得られる場合が多いように感じます。この見本をたたき台にしてお客様と打ち合わせをします。
マネキンを洗い出し仕上げに
2018年06月12日 (火)
マネキンを洗い出し仕上げに
「マネキンを洗い出し仕上げにできませんか?」とお問い合わせをいただきました。どんなふうになるか、まずは顔の部分を試作してみようとなりました。(マネキン 洗い出し仕上げ)顔の部分は洗い出しの石だとデコボコしてしまうので、細かい石やガラスでドライウォッシュ仕上げにしました。目や口元の細かいところがきれいに出るかどうか心配でしたが、これくらいには仕上がりました。(マネキン ドライウォッシュ仕上げ)左官でこんなものも作れます。是非、いろんなアイデアを当社へぶつけてみてください。お仕事に関するお問い合わせページはこちらからhttps://www.haradasakan.co.jp/contact/works_form.php
擬岩
2018年05月16日 (水)
色の研究
2018年04月17日 (火)
色の研究
左官は色を出すのが難しい。それは基材の中に入れても「撫でる」「押さえる」「磨く」などの鏝の動作によって色粉の上がり方が変わり、また下地やその時の乾燥状況によっても色の出具合が変わる。 そのためなかなか数値化できない。そこが左官の面白いところでもあります。今日は色の研究。一つの色を作るのに何十種類ものテストをします。左官の面白さを追求します!
カラフルな漆喰
2018年03月13日 (火)
カラフルな漆喰
漆喰をカラフルに見せたいというご要望をいただきました。漆喰といえば白が基本。白でマットな押さえ仕上げ。これぞ漆喰ですね。漆喰は顔料を混ぜることでパステル調の色は出やすい素材です。しかし、ただ色を混ぜた漆喰を作っても面白くないので、ひと手間加えてみました。じゃーん。 折り紙を混ぜた漆喰。カラフルで面白い仕上がりになりました。折り紙の切り方などを工夫すれば面白い仕上げが出来るかもしれません。
弁柄色の漆喰磨き
2018年02月14日 (水)
弁柄色の漆喰磨き
弁柄色の漆喰磨きの見本を作っています。サイズはなんと1000*1200の大判。(サイズ感を分かっていただくために若手番頭さんに隣に立ってもらいました。)磨き仕上げは単色で濃色を大きな面で施工するのは非常に難しく、色ムラが出やすいものです。多少のムラは左官の自然な風合いとして感じていただけると幸いなのですが、いずれにしてもどのようなムラになるか見て頂かないと伝わりません。そのため、今回はこのような大判の見本を作りました。湿気を取り、磨き上げて完成です。(ぼんやり影が映るくらいには光りました。)左官で作る味のある磨き壁。デザインのネタの一つとしていかがでしょう?
変化をつけた塗り版築仕上げ
2017年12月05日 (火)
変化をつけた塗り版築仕上げ
変化をつけた塗り版築仕上げのご依頼設計の方から、版築仕上げのラインを揺らしたものを作れないかというご要望をいただきました。スケッチを頂き、このようなラインでの塗り版築のサンプルを見てみたいということでした。色は白がご希望。全て白の版築で、骨材の大きさで層を変えて層分けをしたいというご依頼でした。試作をしたものがこちら。今回、このサンプルでOKを頂きました。現場施工が楽しみです。現場施工完了後の様子はこちらからブログ「変化をつけた塗り版築仕上げ」https://www.haradasakan.co.jp/5025/
モールテックスの研ぎ出し仕上げ
2017年11月07日 (火)
モールテックスの研ぎ出し仕上げ
モールテックスを研ぎ出し仕上げの肌のようにツルツルに出来ないかというお話をいただきました。早速サンプルを作成します。いつものモールテックスの仕上げの肌を研ぎ出し用の研磨機でツルツルピカピカに磨き上げていきます。研ぐ前の状態はこちら 研ぎ上げた状態がこちら。蛍光灯の光がぼんやりと映り込むくらいツルツルピカピカになりました。左(研ぎ出したモールテックス) 右(従来のモールテックス)実物はもっと違いが出ています。モールテックスはテーブル天板にもよく使用されますので、ツルツルのモールテックスも中々いいですね。モールテックスのカウンターテーブル完成についての記事はこちらからブログ「モールテックス カウンターの研ぎ出し仕上げ」https://www.haradasakan.co.jp/4288/
金属メッシュを左官で活用 その2
2017年10月10日 (火)
金属メッシュを左官で活用 その2
金属メッシュを左官で活用 その2デザインメッシュ、模様の付いた金属の金網を左官の中に入れてみる試作。前回までのご依頼内容の記事はこちらから・ただ今開発中「金属メッシュで左官を活用」メッシュが薄いこともあり、当社のセメント系仕上げ材「ポリーブル」の中に入れてみました。材料の間にサンドイッチするように金属メッシュを埋め込んでいます。アップにするとうっすらと見えています。それを研磨してみます。動画:ポリーブル 金網メッシュの研ぎ出し最近、活躍しているオービットサンダーペーパーは#180くらいで研いでみます。仕上がりはこんな感じです。メッシュのクセが少しついているので、均一に出るというよりはところどころ、強い部分、弱く出る部分があります。金属メッシュが見えるのに触るとツルツルで不思議な感触。現在、当社のサカンライブラリーに展示してあります。是非一度、実物をご覧になってください。別のデザインメッシュについてはこちらからブログ「ポリーブル デザインメッシュ埋め込み仕上げ」https://www.haradasakan.co.jp/4446/
金属メッシュを左官で活用
2017年10月03日 (火)
金属メッシュを左官で活用
金属メッシュを左官で活用左官仕上げの中に金属のメッシュを入れられないかというお話をいただきました。金属メッシュはこのように模様が付いていてシート状になっています。デザインメッシュと呼ばれるジャンルの金属メッシュで、模様は他にも作成できるようです。結構薄いので、ヨレヨレになってしまいそう・・・これをどうやって左官に活かすか⁉一つの案としては「白モルタルに埋めて、研ぐ」。埋めて、研磨することで表面にメッシュの模様を表せればと考えました。早速試作へどんな仕上がりになるか・・・試作制作の模様はこちらから・ただ今開発中「金属メッシュを左官で活用 その2」他のデザインメッシュについてはこちらから・ブログ「ポリーブル デザインメッシュ埋め込み仕上げ」
マグネットが貼り付く左官材 マグネットプラスター
2017年10月03日 (火)
マグネットが貼り付く左官材 マグネットプラスター
マグネットが貼り付く左官材 マグネットプラスター 今回はこのマグネットプラスターを使って掲示物を貼ることが出来る調湿効果のある壁が出来ないかというご依頼をいただきました。まずはマグネットプラスターを下塗りとして塗ります。特殊コーティングされた鉄粉が入っているため、磁石がくっつきます。このようにピンを刺さなくても壁に掲示物を貼ることが出来ます。その上に珪藻土を上塗りしたサンプルを作成し、どれくらいくっつくかテストをしました。仕上げ材はフラット調、じゅらく調の2種類の珪藻土。どちらもしっかり磁石がくっつきました。珪藻土の壁に穴をあけずに磁石で掲示物を貼ることが出来ます。お部屋のワンポイントに良さそうですね。現場施工の模様はこちらからブログ:マグネットプラスター+珪藻土https://www.haradasakan.co.jp/4186/
琉球石灰岩の仕上げ
2017年09月05日 (火)
琉球石灰岩の仕上げ
沖縄の仲間の左官屋さんから琉球石灰岩の砕石を頂きました。琉球石灰岩とは珊瑚や貝殻などが堆積したことで出来た沖縄の石灰岩です。色味が美しいのが特徴。大・小 それぞれ頂いたので早速サンプルを作ってみました。洗い出し調研ぎ出し調洗い出し調はドライウォッシュのような仕上げ方のほうが石がはっきり見えるかもしれませんね。また、引き続きトライしてみます。
透ける壁 その2
2017年08月14日 (月)
透ける壁 その2
また、透ける壁のサンプルについて。これは過去に作ったものですが、アクリル板の上に土壁をひび割れ模様に塗っています。そうすることでひび割れ面から光が漏れます。「壁(かべ)」という言葉の由来は「空間を借りに隔てる」ことから来ているという話を聞いたことがあります。脈々と続いている日本人の感覚として「壁」というものが「仮に隔てている」というニュアンスがあるのでしょうかね。障子や襖などのように隣に誰かいるのが分かるが直接は見えない微妙な距離感。そういうものを大切にできる壁を目指していきたいです。
透ける壁
2017年08月07日 (月)
透ける壁
ちょくちょくお問い合わせをいただく透ける壁。今回は研ぎ出し仕上げで透ける壁を作れないかというご依頼。研ぎ出し仕上げは厚みが必要なため、通常のやり方では透光性が出ません。なので、アクリルやガラスなど透明な骨材を入れることで透ける壁を作ってみました。試作がこちら。後ろからの光を透過する仕上げになりました。下地も透明なものである必要があるなど、課題はありますが、面白い仕上げになりそうです。
そば殻入り左官仕上げ 完成
2017年07月18日 (火)
そば殻入り左官仕上げ 完成
そば殻入り左官仕上げの試作。(第一弾の試作見本)前回までの記事はこちら・ただ今開発中:「開発中 そば殻入り左官仕上げ」素材を珪藻土系 砂壁系の2種類施工法を練り込みと埋め込みの2種類で試作をしました。(塗り付け、乾燥前の試作見本)珪藻土の埋め込み仕上げも良い印象でしたが、お客様は砂壁系の埋め込み仕上げを選ばれました。(珪藻土系の試作 そば殻埋め込み)(砂壁系の試作 そば殻埋め込み この工法に決定しました。)埋め込んであるほうが壁に埋まっている部分が多く、触って取られてしまう心配が少ないことと少し見えるくらいが今回のお店には合うというご判断でした。これで現場に臨みます。現場での施工完成致しました。施工後の様子はこちらからブログ:そば殻入り砂壁仕上げhttps://www.haradasakan.co.jp/4103/
そば殻入り仕上げ
2017年07月10日 (月)
そば殻入り仕上げ
お蕎麦屋さんの物件で、そば殻を入れた塗り壁仕上げが出来ないかというご依頼をいただきました。仕上げの塗り壁材に混入したサンプルをトライします。どんな仕上がりになるか続報をお待ちください。そば殻入りのサンプル完成はこちら・ただ今開発中:「そば殻入り左官仕上げ 完成」現場での施工後の様子はこちら・ブログ:「そば殻入り砂壁仕上げ」
金属を埋めたモルタル
2017年07月03日 (月)
金属を埋めたモルタル
今回のご依頼はモルタルの表面に金属をところどころ丸く出せないかというものです。支給された金属はこちら。これを下地に張り付けてトライしてみます。モルタルを塗った状態がこれです。もう少しモルタルと金属をゾロにしたいところです。試作を重ねていきます。
掻き落とし仕上げでグラデーションを作る
2017年06月05日 (月)
掻き落とし仕上げでグラデーションを作る
掻き落とし仕上げで色をグラデーションに出来ないかというご依頼をいただきました。左官仕上げは鏝で押さえながら仕上げていくため、中々自然なグラデーションは難しいのですが、チャレンジをします。1回目の試作色が層に分かれてしまいNG2回目の試作段々と境界がボケてきましたがもう少し試作を重ね、このサンプルが出来上がりました。グラデーション掻き落とし仕上げいかがでしょう?
金箔を混ぜた壁 完成
2017年05月09日 (火)
金箔を混ぜた壁 完成
金箔を混ぜた壁、試作が完成しました。前回の記事はこちら・ただ今開発中:「金箔を混ぜた壁」金箔が出るように仕上げるのに苦労しました。いかがでしょう。少しゴージャスにしたい場面に合うと思いますよ。
金箔を混ぜた壁
2017年05月01日 (月)
金箔を混ぜた壁
今回のご依頼は壁に金箔を混ぜられないか。粉ではないので、材料に混入できないですし・・・金箔感を出す方法を考えなくては・・・試作します。サンプル完成はこちら・ただ今開発中:「金箔を混ぜた壁 完成」
調色モルタルサンプル
2017年04月12日 (水)
調色モルタルサンプル
サンプル板に「青竹」「オリーブ」と見慣れない名前が書いてありますが、これは左官用の色粉の名前です。今回は調色モルタルの見本を作っています。セメントモルタルの調色は鏝押さえのタイミングや乾燥具合で色が変わってしまうので非常に難しいものです。しかしながら、大体の色の上がり方の方向が無いとお客様も何を選んでよいかわかりません。今回は、その指標となる事前の見本を作っています。色粉は「青竹」「青竹A」「オリーブ」の3種類。1%、3%、5%と色粉の濃度を変えると9種類の色見本が出来ました。入れる骨材の色にも左右されますが、お客様との打ち合わせのたたき台としてこれを使います。
R壁の磨き仕上げ
2017年03月07日 (火)
R壁の磨き仕上げ
R壁の磨き仕上げのモックアップ品を作っています。磨き仕上げは左官の中でも難しい仕上げの一つ。今回は白単色の磨き仕上げです。イタリアンスタッコのような柄を付ける磨き仕上げも難しいですが、今回のように単色で仕上げるのも、テカリムラなどアラが目立ちやすく非常に難しい。鏝が一方向しか当たらないため、ツヤの出方に差が出やすいのです。今回は仕上がり精度をお客様に確認していただくため、モックアップ品を作っています。施工場所が天井の場合、難易度が上がるので実際の現場と同じように天井に取り付けてモックアップ品を作ることもあります。
金継ぎ風サンプル 完成
2017年02月15日 (水)
金継ぎ風サンプル 完成
前回お伝えした金継ぎ風の左官サンプル 完成しました。前回の記事はこちらから・ただ今開発中:「金継ぎ風サンプル」2種類を作成金継ぎ部分をへこませたものと盛り上げたもの(こちらのほうが本物っぽいでしょうか?)盛り上げたものは床の使用は厳しいかもしれませんが、どこかの現場でトライしてみたいです。
金継ぎ風サンプル
2017年02月07日 (火)
金継ぎ風サンプル
金継ぎ風の左官サンプルを依頼されました。金継ぎとは本来、陶器・磁器などを漆によって接着し、金粉などをかけ補修した部分を装飾する技法ですが、これをモルタルや左官の壁で再現してほしいというご依頼を頂きました。床のモルタルなどはクラックが入るので、金継ぎで補修をするとかっこいいかもしれませんね。わざとクラックを作り、サンプルをトライしてみます!サンプル完成の記事はこちらから・ただ今開発中:「金継ぎ風サンプル 完成」
デザイン性のある会議室の壁 試作完成
2017年01月16日 (月)
デザイン性のある会議室の壁 試作完成
サインペン・コスメのペン先を製造販売しているオーベクス様の会議室の壁を試作しています。テーマはデザイン性のある壁。オーベクス様の製造する素材を埋め込んだ壁の試作です。前回の記事についてはこちらから・ただ今開発中:「デザイン性のある会議室の壁」まず繊維状のもの。↑素材繊維入り試作品繊維が入ることで厚みが付き、少し荒々しい印象になります。次はペン先↑素材ペン先入り試作品入れた部分だけ浮き出てきます。そしてフェルトの原棒↑素材原棒入り試作品3種類が完成しました。お客様に見て頂いた結果、原棒入りのものでラインをつけてデザインしようということになりました。頂いたデザイン案がこちらこちらの現場施工は完成しました。下記のブログからご覧ください。施工中写真についてはこちらからブログ:デザイン性のある会議室の壁 施工https://www.haradasakan.co.jp/2915/完成写真についてはこちらからブログ:デザイン性のある会議室の壁 完成https://www.haradasakan.co.jp/2928/
デザイン性のある会議室の壁
2017年01月10日 (火)
デザイン性のある会議室の壁
オーベクス株式会社様よりご依頼を頂き、試作サンプルを作成します。オーベクス様はサインペン・マーカー・コスメのペン先等を製造販売しているメーカーさんです。今回のご依頼はオーベクス様自社で製造する素材を埋め込んでデザイン性のある壁を作ってほしいという内容です。オーベクス様が自社のお客様に対して「この素材が加工して製品になる、その我々の製品が壁にも埋め込んである」というお話をしたいということでした。オーベクス様の主要製品はこのペン先。頂いた素材はこれです。繊維状の素材フェルト等の原棒原棒を加工するとこのようにペン先になります。さてどんなデザインが良いか?試作を重ねます。この記事のサンプル完成についてはこちらから・ただ今開発中:「デザイン性のある会議室の壁 試作完成」
天然の砂での塗り版築仕上げ 完成
2016年12月19日 (月)
天然の砂での塗り版築仕上げ 完成
京都で採れる天然砂、愛知で採れる天然砂の塗り版築。「城陽砂(じょうようすな)」「小原砂(おばらすな)」での塗り版築仕上げの見本が完成しました。前回までのお話しはこちら・ただ今開発中:「天然の砂での塗り版築仕上げ」城陽砂の塗り版築小原砂の塗り版築自然な風合いの色になりました。こんな風に藁を入れても面白いですね。砂の色を活かした塗り版築 面白いですよ。
天然の砂での塗り版築仕上げ
2016年12月05日 (月)
天然の砂での塗り版築仕上げ
天然の砂の色を活かして塗り版築仕上げを出来ないかというお話をいただきました。関東の砂は黒っぽいですが、関西や九州の砂は色がベージュなど鮮やかなものもあります。今回は京都で採れる「城陽砂」と愛知県で採れる「小原砂」というものを手に入れました。これが京都で採れる「城陽砂(じょうようすな)」こちらは愛知県の「小原砂(おばらずな)」結構鮮やかで素敵な色です。これで塗り版築仕上げの見本をトライします。天然砂の塗り版築の見本完成はこちら・ただ今開発中:「天然の砂での塗り版築仕上げ 完成」
風紋柄のサンプル
2016年11月08日 (火)
風紋柄のサンプル
砂漠にできる風紋柄のサンプル。完成しました!前回までのイメージについてはこちら・ただ今開発中:「風紋柄」砂漠の砂のイメージでほんの少し粗く砂目が見えるような壁にしました。色味の微調整はありますが、お客様には気に入っていただき一安心です。これで現場に臨みます。このサンプルをもとにした現場施工はこちらブログ:アパレルショップ 風紋柄の壁https://www.haradasakan.co.jp/2744/
人造石研ぎ出し モックアップ品
2016年11月02日 (水)
人造石研ぎ出し モックアップ品
人造石研ぎ出し仕上げのモックアップ品を作っています。お客様より「床との取り合いにRを付けたいがどのように仕上がるか実物が見たい」というお話をいただき、モックアップ品を作ることになりました。入隅のRは確かに刃が当たらないので研ぐのが非常に難しい。そこが職人の腕の見せどころでもあります。美濃黒の石を墨モルタルで塗り付け、水研ぎでダイヤモンドの刃を使って研ぎました。中々の仕上がりになったと自負しています。動画:人造石研ぎ出し モックアップ品
風紋柄
2016年11月02日 (水)
風紋柄
お客様からこの画像のイメージで壁を作れないかというリクエストをいただきました。ちょうど砂漠の風紋のような柄・・・さてどうやって作ろうか?いろいろとテストしてみます。風紋柄サンプル完成についてはこちらから・ただ今開発中:「風紋柄のサンプル」
ミダスメタル 青銅 研ぎ&錆び
2016年10月03日 (月)
ミダスメタル 青銅 研ぎ&錆び
ミダスメタルの見本を作っています。(ミダスメタル 青銅 粉の状態)今回は900角と大きめの板にミダスメタル青銅を鏝塗りフラットで仕上げました。仕上げ後、半分だけ経年変化剤を塗り、錆びさせています。ピカピカな青銅と錆びを呼んだ渋い銅のコントラストが面白く出ました。同じ材料でここまで変化を付けられるんですね。ミダスメタル 面白い材料です。
ガラス洗い出しの現場施工
2016年09月12日 (月)
ガラス洗い出しの現場施工
先日サンプルを作成したガラス入りの洗い出し。現場施工しています。前回のサンプル作成記事はこちらから・ただ今開発中:「ガラス洗い出し1」まずは洗い出しをするためのモルタルを床に敷きこみます。その後、床モルタルの上にガラスを適量巻いていき、金鏝等で伏せこんでいきます。材料が締まってきたら表面のセメントノロを洗い出せば完成です。いかがでしょう。床に上品にキラッとガラスが光る仕上げになりました。ガラス入りの洗い出し。いつのもの仕上げにちょっと変化をつけたいときにお勧めですよ。
ガラス洗い出し1
2016年09月05日 (月)
ガラス洗い出し1
ガラスを入れて洗い出し仕上げをできないかというリクエストをいただきました。砕いたガラスを入れた洗い出し仕上げは何度か行っていますが、ガラスの入っている量や見える具合を確認していただくためにも今回、再度サンプルを作っています。動画:ガラス洗い出しサンプルなのでワイルドに水道直接で水洗い!ガラスがキラッと光る仕上がりになりました。乾燥させて床に置いた状態はこんな感じです。お客様にサンプルを確認していただいて現場に臨みます!ガラス洗い出しの現場施工記事は下記のリンクから・ただ今開発中:「ガラス洗い出しの現場施工」
白のうづくり木目モルタル仕上げのサンプルを作成
2016年08月02日 (火)
白のうづくり木目モルタル仕上げのサンプルを作成
白色でうづくり木目モルタルのサンプルを作成しました。白いセメントをベースにし、作っています。グレーのモルタルで仕上げてから白の塗装を塗ってもよいのですが、モルタルの生地が白のほうがより質感が出ますね。
カラーモルタルの見本を作成
2016年07月04日 (月)
カラーモルタルの見本を作成
モルタル色というと味気ない薄グレーの色を想像される方も多いと思いますが、結構カラフルな色も付けられます。今回は自然な感じでのモルタルの色バリエーションを見たいというご要望を頂き、サンプルを作っています。これだけではなく、パステル調、濃い色も出来ますよ。モルタルの場合、乾燥具合で色が変わるので、ばっちりと色合わせすることは難しいですが、モルタル特有の色むらや自然な色幅も含めてモルタルというものをご理解いただければと思います。
宇宙から見た地球のイメージ壁現場施工
2016年06月30日 (木)
宇宙から見た地球のイメージ壁現場施工
前回お伝えした宇宙から見た地球のようなイメージ壁。現場施工をしました。前々回のサンプル作成までについての記事はこちら・ただ今開発中:「宇宙から見た地球 サンプル作成」前回のサンプル完成時の記事はこちら・ただ今開発中:「宇宙から見た地球 サンプル完成」 4トーンに分けた白と青のグラデーションの壁が出来ました。現代風の鏝磨き仕上げです。この技法についてはメールマガジンでもお伝えしています、こちらも併せてご覧下さい。・原田左官メールマガジン 2016年6月号 現代風の磨き仕上げ
宇宙から見た地球 サンプル完成
2016年06月14日 (火)
宇宙から見た地球 サンプル完成
前回の宇宙から見た地球のようなイメージの壁。サンプル完成しました。サンプル作成までの記事はこちら・ただ今開発中:「宇宙から見た地球 サンプル作成」上からだんだんと下へ青が濃くなっていくようにしたい。色はグラデーションではなく4トーンくらいの塗りわけにしたい。それぞれの色が単色ではなく、自然に少し白が混ざっている感じにしたい。このイメージの絵に対し、このようにサンプルが出来上がりました。いかがでしょうか?もう少し試作を繰り返し、現場に臨みます。このサンプルをもとにした現場施工の記事はこちら・ただ今開発中:「宇宙から見た地球 サンプル作成」
宇宙から見た地球 サンプル作成
2016年06月01日 (水)
宇宙から見た地球 サンプル作成
設計士様より宇宙から見た地球のようなイメージの壁を作れないかというリクエストを頂きました。イメージの絵はこれです。お客様のご要望は上からだんだんと下へ青が濃くなっていくようにしたい。色はグラデーションではなく4トーンくらいの塗りわけにしたい。それぞれの色が単色ではなく、自然に少し白が混ざっている感じにしたい。(上の白抜きの部分は社名が入るため伏せてあります。)中々、難しいリクエストですが、チャレンジしています。このサンプルの完成の模様はこちらから・ただ今開発中:「宇宙から見た地球 サンプル完成」現場施工完成記事はこちらから・ただ今開発中:「宇宙から見た地球のイメージ壁現場施工」
家具の研ぎ出し仕上げ 完成しました
2016年05月05日 (木)
家具の研ぎ出し仕上げ 完成しました
家具の研ぎ出し仕上げ、完成しました。大判の石を張ったような仕上がりになりました。左官で作れば目地無しで作ることが出来ます。前回までの記事はこちら・ただ今開発中:「家具の研ぎ出し仕上げを試作中」この風合い いかがでしょう?
家具の研ぎ出し仕上げを試作中
2016年05月02日 (月)
家具の研ぎ出し仕上げを試作中
家具の研ぎ出し仕上げを試作中。今回はベルギーのビールストーンという材料を選んでいます。そのビールストーンにカラーガラスを入れた研ぎ出しを試作中です。この材料は通常の研ぎ出し仕上げよりも非常に薄くできるのが特徴です。通常の研ぎ出しの配合では不可能な10mm前後でも仕上げることが出来ます。しかもモールテックスのように少し弾性があります。什器には打ってつけの材料です。こちらの什器の完成記事はこちら・ただ今開発中:「家具の研ぎ出し仕上げ 完成しました」
大きなガラスでの研ぎ出し 完成!
2016年04月28日 (木)
大きなガラスでの研ぎ出し 完成!
大きなガラスを入れた研ぎ出し仕上げ。見本が完成しました。前回までの記事はこちら・ただ今開発中:「大きなガラスでの研ぎ出し」中々の出来だと思います。(大きい骨材を入れたほうは若干、巣が入ってしまいました。)ガラスが大きいので研ぐ時に飛ばないように気をつけるなど、施工法については考える必要がありますね。ちなみに、この赤いガラス骨材は国内では手に入りません。特注のものです。サンプル作成にもかなり納期が必要になります。
大きなガラスでの研ぎ出し
2016年04月18日 (月)
大きなガラスでの研ぎ出し
大きなガラスを入れて研ぎ出しが出来ないかというお問い合わせをいただき、試作中です。ガラス入りの洗い出し・研ぎ出しは以前も施工したことがあるのですが、今回は仕上がりの見え方として3~5cmくらいになるガラスの研ぎ出しを作りたいということでした。特注の大きいガラス骨材を手に入れ試作します。カナリアの骨材も合わせるために大きいものにしました。赤いガラスを撒いて伏せこみます。さて、どうなるでしょうか?完成版は次回以降でお伝えします。完成版の記事はこちら・ただ今開発中:「大きなガラスでの研ぎ出し 完成!」
朽ち果てた土壁の表現 完成!
2016年03月30日 (水)
朽ち果てた土壁の表現 完成!
先日 開発中だったサンプルを作成した壁、以前の記事についてはこちら・ただいま開発中:「朽ち果てた土壁の表現」現場施工が終わりました。↓こちらです。触ってもボロボロしない強度を保ちながらヒビ割れた土壁の表情を表わしました。お客様のご要望だったお店の壁でも長持ちする土壁の表現として完成できました。
什器 目地入りモールテックス
2016年03月14日 (月)
什器 目地入りモールテックス
什器に強度が強いモールテックスが使えないかと言うことで試作を作っています。目地を入れたいというお客様のご要望で目地入りの見本を2種類作っています。左官の場合、細い目地をスカッと通すのは非常に難しかったりします。そこが腕の見せ所でもあります。
朽ち果てた土壁の表現
2016年02月22日 (月)
朽ち果てた土壁の表現
設計士様のご依頼で、某商業施設において朽ち果てた土壁の仕上げを開発中です。土壁や土塀が朽ち果てていく過程で中に入っていた小石などが見えている状態を再現したいとのことでした。(イメージ写真)Niimaruさんのブログより参照http://soilandwater.blog.so-net.ne.jp/2011-07-08 土壁をただ塗って荒すだけでは荒々しい表現はできてもボロボロして商業施設には向きません。土壁に強度を持たせ、乾燥後サンディングをかける事でその表情が出ないか開発中です。この土壁の現場施工の記事はこちら・ただ今開発中:「朽ち果てた土壁の表現 完成!」