左官仕上げ「ポリーブル」とは?|表現豊かなの特徴をご紹介
左官仕上げ「ポリーブル」とは?|表現豊かなの特徴をご紹介
今回は近年注目を集めている仕上げ材「ポリーブル」をご紹介します。
ポリーブルとは、原田左官オリジナルの仕上げ材で、磨き上げた石のような滑らかな肌と、鏝波の凸凹で表現される自然な風合いという、2つの表情を併せ持つのが特徴です。
カラーバリエーションが大幅に増え、色と表情にこだわりたい人必見のポリーブル。
施工事例を合わせてその特徴をご紹介します。
- ポリーブルとは?
- ・左官らしい表情を広く表現できる仕上げ
- ・需要にこたえて生まれた仕上げ
- ポリーブルの特徴
- ・標準色が98色
- ・3パターンに新シリーズが登場
- 施工事例をパターンごとに紹介
- ・フラット
- ・パターン:アートランダム
- ・パターン:ウェーブ
ポリーブルとは?
左官らしい表情を広く表現できる仕上げ
漆喰壁でも、スタッコでもない、新しい左官仕上げ材のポリーブル。
磨き上げた石のような滑らかな肌も、鏝波の凹凸で表現される自然な風合いも、そのどちらも表現できる表情の幅が広い仕上げ材です。
フラットな仕上げは軽く抑えるだけなら質感の残る自然な印象に、磨き上げれば反射するほどツルツルにもなります。しかも、ただツルツルなだけでなく、厚みと質感を感じる仕上がりにもなる重厚感と軽やかさを併せ持った仕上げです。
パターンをつけると躍動感生まれ、模様を付けた後に表面を研ぎだすことで左官・塗り壁の厚みを感じさせながら、艶やかな表情が生まれます。
需要にこたえて生まれた仕上げ
これまで多くのデザイナーから「スタッコのようなツルツル感が欲しいけど、厚みのある壁が理想」との要望がありました。
スタッコに骨材を混ぜる方法や、厚みのあるモルタル材を使用した金ゴテ仕上げなどを試すなど、試行錯誤を重ねてできたのがポリーブルです。
ポリーブルの特徴
標準色が98色
さまざまなご要望に応えているうちに、現在は98色を標準色として取り扱っています。
左官仕上げのため乾燥状況により色調が若干異なる場合がありますが、鮮やかな色合いを作ることができます。
3パターンに新シリーズが登場
フラット、アートランダム、ウェーブの3つを標準パターンとして施工しています。
そこへ新たに、「ストリーム仕上げ」というパターンが登場しました。
ストリーム仕上げは、骨材を入れることで流れ星のような模様をつける仕上げになっています。
川の流れや流星など、流れを意味するストリーム。パターンの奥行きを増すことでさらに表現の幅を広げられたらと思います。
施工事例をパターンごとに紹介
フラット
その名の通り、凹凸のないまっさらな仕上げです。
フラットでありながら、左官の重厚感を損なわない重みも感じられます。
磨き仕上げる度合いや光の入り方によっては反射するまでツルツルにすることもできます。
パターン:アートランダム
風が流れるような穏やかなカーブが印象的な仕上げです。
職人の手仕事によって生まれる独特の風合いを持ち、均一ではない自然な立体感が生まれます。
パターン:ウェーブ
波のような流れのあるラインが特徴的な仕上げです。
規則的すぎない模様は、静かながらも印象的な空間をつくりだすことができます。
まとめ
色とパターンでさまざまな模様をつくり上げることのできるポリーブル。
新しいパターンも増え、設計士の方、空間デザイナーの皆様の多様なご要望にお応えできるよう、今後も進化を続けていきます。
是非一度、カタログやサンプルを手にとってご検討頂ければと思います。
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■WEBカタログ:ポリーブル カラーチャート
この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ
お問合せ先
有限会社原田左官工業所
113-0022 東京都文京区千駄木4-21-1
電話番号:03-3821-4969 FAX番号03-3824-3533
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発行元:有限会社原田左官工業所・株式会社エイチアール
発行責任者:有限会社原田左官工業所 原田宗亮
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