左官の重厚感と磨きの表情「ポリーブル」 濃色の仕上げ
左官の重厚感と磨きの表情「ポリーブル」 濃色の仕上げ
左官の重厚感と磨きの表情を併せ持った原田左官オリジナルの塗り壁材「ポリーブル(Polible)」。
様々な場所でご使用いただいています。
フラットな仕上げなのでなかなか魅力が伝わりにくい材料ですが、当社のWEB上でも動画でポリーブルの魅力をお伝えしています。
動画:「ポリーブル」磨き仕上げとモルタルの両方の良さを持つ仕上げ【有限会社原田左官工業所】
今回はそのポリーブルの濃色仕上げについてお伝えします。
ポリーブルは2mm程度の薄塗りで厚みを感じさせながら磨いた石のような肌を出せる新しい仕上げ材です。
白い基材から顔料で調色をして色を付け、鏝押さえ、またはペーパーサンダーで磨き出すことでツヤを出します。
左官仕上げの場合、鏝圧により顔料の上がり具合が変わり、また、サンダーの当たり方でも顔料の出方が変わります。そのため、濃い色は色ムラになりやすくあまりお勧めをしていませんでした。
今回、濃い赤色での仕上げのご要望を頂き、チャレンジをしました。
作成したサンプルはこちら。
この濃い色を目指します。えんじ色というか小豆色というか、ワインレッドですかね。
これくらい濃い色だと通常は鏝の通り跡が出てしまい、色ムラが非常に出やすいです。
それをポリーブルの魅力でもある単色で仕上げるという施工です。
下地はこのように木工。
ここにクラック防止でメッシュを貼り、下塗りモルタルで伏せこんでいきます。
全面に下塗りをします。
その上に配合したポリーブルを塗ります。
塗った時は鮮やかな赤に見えますが、乾いてくるともう少し黒が上がって落ち着いてきます。
乾いてきた状態がこちら
これをペーパーサンダーで研ぎだしていきます。
研ぎあげた状態がこちら。
ワックスをかけて保護し、ツヤも出していきます。
ポリーブルの濃色仕上げ。
非常に難易度は高いですが、これくらいの色味では仕上げることが出来ます。
左官仕上げの為、どうしてもピッタリとは目標の色に合わせることは出来ませんが、これくらいに近づけて仕上げることは出来ます。
石のような肌をシームレスに仕上げられる左官材「ポリーブル」。
新しい可能性のある材料です。
WEBカタログはこちらから
Webカタログ:ポリーブル
https://www.haradasakan.co.jp/webcatalog/webcataharada/webcatapolible/
最後までお読みいただきありがとうございました。
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左官のミライ通信「Sakan Concierge(左官案内人)」
発行元:有限会社原田左官工業所・株式会社エイチアール
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