棚の内部も全て塗りこんで仕上げられるビールストーン お店の棚・壁面に施工
棚の内部も全て塗りこんで仕上げられるビールストーン お店の棚・壁面に施工
塗る「現場テラゾ」仕上げとして人気が高い左官仕上げビールストーン(Bealstone)。
現場で塗って研磨をして仕上げる「塗りテラゾ」仕上げなので、曲面にも施工可能です。
このビールストーン、ここまで浸透してきた理由として「割れにくい」という点があります。
従来の現場テラゾ・人造石研ぎ出し仕上げは普通セメントがベースのためクラックがつきものでした。
下地がコンクリートのように強固なものでないと仕上げたあとにクラックが入ってしまうという欠点があったのです。
それがこのビールストーンであれば木工下地でもクラックの入らない現場テラゾ・人造石研ぎ出し仕上げが出来ます。
今まで現場テラゾでは仕上げられなかった木工で作った家具、什器、カウンター、キッチンなどに、塗って研磨をし、テラゾ仕上げを巻き込むことが出来るようになりました。
そのため、現在、ビールストーンの採用がどんどん増えています。
そのビールストーンをお店のカウンター・壁面・棚に施工しました。
(札幌FORMOSA ビールストーンカウンター 原田左官施工)
棚はなんと背板・上部までビールストーンを塗りこんだ仕上げです。
では下地から見てみましょう。
棚の下地の状況はこちら。
棚以外にもカウンター、厨房との仕切り壁、ボックス席の仕切り壁等もビールストーンで仕上げます。
下地と仕上がった状態をビフォーアフターで比較するとこうです。
カウンターは一枚の石仕上げのようになりました。
こちらは棚。
棚の内側まですべて塗り込むというのはなかなか大変な作業でした。
地元の中屋敷左官工業さんに手伝っていただき、バッチリと仕上げることが出来ました。
このお店は札幌のFORMOSAという台湾スイーツのお店。
お店がオープンしてからの写真がこちらです。
(札幌FORMOSA オリエンターレ入りビールストーン棚 原田左官施工)
カウンターと一体感のある棚はレジカウンターまで同じ仕上げで続いています。
(札幌FORMOSA オリエンターレ入りビールストーンレジカウンター 原田左官施工)
骨材はイタリアの白い石にオリエンターレという色がミックスされたものをブレンドしています。
(オリエンターレ入りビールストーンカウンター:カウンター天板)
レジカウンター、棚、サービスカウンターまで一体化した仕上げになりました。
このように木工下地、ボード下地を磨いた石のような肌に巻き込むことが出来るビールストーン。
今後も様々なところで使用されていくでしょう。
あなたの空間にも是非ご採用ください。
物件情報:札幌FORMOSA
協力:中屋敷左官工業株式会社
最後までお読みいただきありがとうございました。
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