【施工事例】モルタルで和の空気を作る”竹”模様仕上げ
【施工事例】モルタルで和の空気を作る”竹”模様仕上げ
今回は造形モルタルで竹垣を作った特注仕上げの施工例の紹介です。
造形モルタルとは?
造形モルタルとは擬岩や擬木などを作ることに向いているモルタルのことです。
主にアミューズメントパーク等で使用されるもので、厚付けができ、また削ったりするな
ど彫刻性にも優れているため、造形することに向いているモルタルです。
今回はその造形モルタルを使用して竹垣を表現しました。
完成写真がこちら。
少し墨を入れた造形モルタルで竹模様に仕上げています。
竹垣模様の造形モルタル、サンプル作成
作り方はこちら。
試作時の映像です。
造形モルタルを塗り付け、スタイロフォームと亜鉛版で作った型を引き、竹の模様を付けていきます。
節の部分は実際の竹で模様を付けました。
塗りたてはこのような表情ですが、
乾燥すると陰影が強調され、より竹垣っぽい表情になります。
竹垣模様の造形モルタル現場施工
施工の様子がこちら。
造形モルタルを塗った後、型を引き上げて竹模様を作っていきます。
節は匙鏝というもので模様を付けます。
製作の様子がこちら。
節の部分は実際の竹よりも鏝で作ったほうがきれいにいったので、匙鏝で模様を付けました。
タイムラプスでもお伝えいたします。
こちらが施工終了時の写真。
後日、プロのカメラマン生熊さんに入っていただき、撮影していただきました。
マンションのエントランスが竹垣のモルタル壁になりました。
造形モルタルで味のある竹模様が出来上がりました。
左官が厚みを付けて仕上げるもの、塗る動作に型を引く、削るなどをプラスすれば様々な模様を作り出すことが出来ます。
竹模様のモルタルは過去のミライ通信で別の施工例をご紹介しています。
■ミライ通信:モルタル造形 竹の表現
よろしければ併せてご覧ください。
是非、あなただけの特注仕上げを作ってみてはいかがですか?
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この記事を書いた人
有限会社原田左官工業所代表の原田。
二級施工管理技士/左官基幹技能者/タイル検定二級。
(一社)日本左官業組合連合会監事及び青年部の副部長。
左官の講習会やワークショップを企画・開催し、左官の啓蒙活動を行っている。
建設業界のダイバーシティを推進し、女性の左官業界への参加の手助けや新しい人材の採用育成に力を入れている。
著書に「新たなプロの育て方」㈱クロスメディアマーケティング
「世界で一番やさしい左官」㈱エクスナレッジ
お問合せ先
有限会社原田左官工業所
113-0022 東京都文京区千駄木4-21-1
電話番号:03-3821-4969 FAX番号03-3824-3533
左官のミライ通信「Sakan Concierge(左官案内人)」
発行元:有限会社原田左官工業所・株式会社エイチアール
発行責任者:有限会社原田左官工業所 原田宗亮
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