溶岩パネルについて
溶岩パネルについて
溶岩パネルについて (原田宗亮)
今回は今話題の溶岩パネルについてです。
最近、様々な場所で溶岩が活躍しています。
今まで、やっかいものであった溶岩ですが、溶岩浴、焼肉などのプレート、
そして、外壁、内壁の建材として使用され始めました。
溶岩には次のような特徴と機能があると言われています。
・多孔質のものが多い → 保湿性と保水性があり、コケやツタ植物が生育しやすい。吸音効果がある。
・温めると遠赤外線を発するものが多い → 血行の改善、免疫力を高める、料理を温める効果。
・熱しやすく冷めやすい → 溶岩浴などに利用。
現在、建材としては多孔質と熱しやすく冷めやすい特徴と生かし、
壁面への打ち水をすることで、ヒートアイランド対策が出来るものとして開発されています。
また、多孔質部分に植物の根が生育し、溶岩内のミネラルや水分を吸収するので、
上部にも下部にも安定した緑化が出来ます。
溶岩の意匠と植物がマッチし、自然な印象の緑化と癒しの効果が得られます。
先日当社でも試験施工を行い、施工評価を行いました。
溶岩がスレート版に貼り付けられた状態でパネル化されています。
ボンドとビスで壁面へ取り付けます。
ビス孔の部分は1ピースずつのスライス溶岩を張り、孔を隠します。
パネルのため、壁面での施工性は非常によかったです。
溶岩の間にコケが植生されていて、より自然を感じさせる意匠でした。
溶岩が多孔質で、植物が登攀、下垂しやすく、保水性があるため、
ある程度の回数を打ち水することで、緑化を保つことが出来ます。
シミュレーション写真の例です。
こちらは実際の施工例です。
エクステリアや土木のイメージが強いかもしれませんが、
溶岩の意匠を生かして、商業施設にも使用されています。
これからの建材である溶岩を是非、活用してみてはいかがでしょうか?
この溶岩パネルの製造元の日本ナチュロック株式会社の代表である佐藤俊明さんは
「溶岩革命 ジュエリーから砂漠緑化まで」の著者であり、
やっかいものであった溶岩の活用に力を注いでいます。
溶岩パネルについては、テレビ東京の「ガイアの夜明け」でも取り上げられました。
日本ナチュロック株式会社HP
http://naturock.co.jp/
最後までお読みいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
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