MICOLEARC BLOG
エコカラット講習 カットの方法 初級編
2021.04.26
前回の「エコカラット張り方 初級編」のブログに続き、第2弾「エコカラット切り方 初級編」についてご紹介致します。
エコカラットは、タイルの専用カッターや電動カッターでのカットも可能ですが、通常のカッターなどでもカットできます。カッターでしっかり切り込み跡をつけて、軽く力を入れてパキンと割れます。通常のタイルよりもカットは手軽です。
また、刃が細くて深く入り込むロータリーカッターは、カッターよりもきれいな切り口になるのでお勧めです。
2種類のカッターでの切り込み跡の付け方、細いタイルを手で割るときの力の入れ加減、手の当て方のコツなども教えていただきました。
(エコカラット講習 割り方)
それでは早速実践してみます。
女性の力でも難なく、きれいにパキンと割れました。
(エコカラット講習 割り方)
また、ミニノコカッターでのカットも可能です。
最終ラインの切り込み跡をしっかり入れるとカットし易くなります。
(エコカラット講習 ミニノコカッター使用)
電動カッターでもカットをしてみます。
切り口がキレイで細い部分も難なくカット出来ます。
(エコカラット講習 電動カッター使用)
通常のセラミックタイルのカットと感触が少し違います。
エコカラットの材質は多孔質セラミックスと呼ばれるもので、穴の大きさは違いますが、イメージとしては乾燥した珊瑚のような穴の層で出来ています。
ナノサイズの穴の層をカットするので、通常のタイルよりも軽い力でカットできるのです。
細い切り物が入った壁への施工もとてもきれいに収まりました。
(エコカラット講習 電動カッター使用)
エコカラットを扱う上で、エンドニッパーを使えるようになるとコンセント周りのカットなどのくり抜き作業の効率が格段と上がります。
ポイントは
・カットしたい部分にしっかりと切り込み跡を入れる
・エンドニッパーの食い切り部分の角度とカットするエコカラットの接触角度を意識する
慣れてくるとエンドニッパーで10ミリのタイルのカットなど、細かい作業も可能になります。電動カッターが使えない現場などでは大活躍します。
(エコカラット講習 カット エンドニッパー使用)
ここまで4つのカット方法をご紹介しましたが、使う道具に関係なく、きれいに仕上げる最も重要なポイントは、カットした後必ずハンドサンダーなどで切り口を整えることです。こうしたひと手間がきれいな仕上げにつながるのです。
(エコカラット講習 原田左官壁施工)
エコカラットの材質は多孔質セラミックスと呼ばれるものでその特性を理解すると、切り方・割り方、キレイに仕上げるコツが見えてきます。ちょっとした知識ですが、現場のTPOに応じた効率の良い作業につながります。最終的にそうした作業は、施主様のストレスや負担を軽減することになるのです。エンドユーザーの方々に満足していただくこともミコレアークのミッションの一つです。
次回は、エンドニッパーを使ったコンセント周りの加工方法をご紹介致します。
今回の講習会は初級編で、エコカラット中級、上級編も検討中です。
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前回のブログ、エコカラット張り方はこちら
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