MICOLEARC BLOG
エコカラット講習 コンセントの穴の加工
2021.04.29
前回の「エコカラット講習 初級編」のブログ第3弾、「エコカラットコンセント穴の加工」についてご紹介致します。
(エコカラット講習 コンセント周り)
近年、すでに居住されている住宅のリフォームなど、電動カッター、小型カッターの使用を禁止される現場は少なくありません。そういった現場で、エンドニッパーで細かい作業ができる技術者が必要となるのです。最終的にはカバーで見えなくなる部分ではありますが、綺麗に仕上げるためには重要な技術の一つです。
早速、先生に実演していただきます。
まずは、カットする最終ラインの切り込み跡を入れていきます。
ロータリーカッターは刃が細くて深いところまで入ります。ぐっと押し込むように刃が入るところまで入れると仕上がりがきれいになります。
(エコカラット講習 コンセント周り加工)
次に真ん中にドリルなどで小さい穴を開け、エンドニッパーの先端が入る大きさまでカッターなどで削りながら穴を広げていきます。
(エコカラット講習 コンセント周り加工)
次にエンドニッパーを穴に入れて、少しずつカットしていきます。
エコカラットの性質上、簡単に割れるものではありませんが、エンドニッパー先端のタイルに接する角度などが要因でパリンと割れてしまうことがあります。
特にエンドニッパーで最初に切り込みを入れる時が割れやすく、力を加減するなど注意が必要です。
(エコカラット講習 コンセント周り加工)
そして少しずつ割り進めて切り込み跡のラインまでカットしていきます。
(エコカラット講習 コンセント周り加工)
カットする最終ライン付近では、カッターなどの切り込み跡がしっかり入っていると、切り込み跡の部分でサクッとキレイに割れます。始めの切り込み跡を付ける作業は、キレイな仕上げにおいてはとても重要です。
それでは、実践です。
切り込み跡つけ作業です。
仕上がりがキレイになるようにしっかり跡をつけていきます。
(エコカラット講習 コンセント周りカット)
そして穴を開けて、エンドニッパーが入る大きさまで広げていきます。
(エコカラット講習 コンセント周りカット)
エンドニッパーを穴に入れてカットしていきます。
実際に作業すると、コツを掴んでいきました。
(エコカラット講習 コンセント周りカット)
開けた穴の位置もぴったり収まり、とてもきれいに仕上がりました。
(エコカラット講習 カット コンセント穴)
通常のタイルの施工では、電動カッターを使いこなす技術が必要です。
しかしエコカラットはタイルに分類されていますが、通常のタイルとは扱い方が少し違います。エコカラットの知識や扱い方、ハンドニッパーの使い方をマスターすると、技術者として仕事が出来るようになります。
エコカラットはこれからの時代に必要とされる人にやさしく環境にもやさしい壁材です。
エコカラットのナノサイズの孔(あな)が、部屋の中の空気を吸って吐いて、キレイに整えます。また余分な湿気や嫌なニオイ、有害物質を吸着させ、人にやさしい住環境にしてくれます。さらに吸放湿特性量は珪藻土の5~6倍、調湿壁紙の25倍以上に達しています。それをゼロエネルギーで働き続けてくれる。まさに環境にもやさしい壁材と言えるのです。
家で過ごす時間が増えたことにより、住宅の一部リフォームが増えています。その中でもエコカラットは、先述したような空気環境を整える効果があり、高い評価を得て選ばれることが多いのです。
こうした背景から、ミコレアークはエコカラット講習を通じて、エコカラット技術者を応援します。
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