MICOLEARC BLOG
TNコーポレーションがこだわる綺麗なタイルとは
2021.05.10
前回に続き、プレミアタイルHeritage(ヘリテイジ)への思い、
TNコーポレーションがこだわる「日本で一番美しい色の綺麗なタイル作り」についてお伝えします。
TNコーポレーションの林代表は、綺麗な色にこだわり、綺麗な釉薬を最大限に発揮させるには3つ必要なことがあると言います。
①綺麗なボディーを使うこと
林代表:「HERITAGE(ヘリテイジ)は、普通のタイルで使われない白いボディーを使います。価格が外装原料の2倍以上する白い原料は、通常白い無釉タイルにしか使いません。私たちは、綺麗にこだわるがために、釉薬を上からかけるのに、ほとんど隠れてしまうボディーにこだわります。」
ボディーとは、タイルの下地になる素材のこと。このお話を林代表にお聞きした時、感動したのを覚えています。釉薬をかけるとボディーの色がわからなくなるにもかかわらず、2倍以上のコストをかけてまでも「綺麗な色にこだわりを持つ」熱い思いを感じました。
②釉薬の層を厚くすること
林代表:「釉薬自体は、金属化合物とガラスでできており、大変綺麗なものです。しかしその層が薄いと、ボディーの色に負けて、綺麗な色を出し切ることができません。通常の生産ラインでは乾燥が不十分で、ボディーの上に乗せられる量に限界があります。従って、なかなかポッタリした綺麗な釉薬の層を作ることができません。私たちはタイルの生地を乾燥させることにより、それを可能にします。」
70年以上の釉薬作りの経験と釉薬の色出しの研究を継続してきたTNコーポレーションは、「経験と研究」という背景を持つからこそ綺麗なタイルを追求することができるのです。長年にわたる経験と釉薬の研究があったからこそ、ボディーにのせられる釉薬の限界値が分かり美しい綺麗なタイルの色を作ることが可能になるのです。
③好きを大切にすること
林代表:「釉薬メーカーは開発コストがかかり、回収できない商品にコストを投入することができません。ビルの壁一面に使う大量の釉薬とこだわった壁に一部使う釉薬に同じ労力をかける時、どちらのビジネスを選ぶでしょう。考えるまでもありません。そんな背景から、こだわった綺麗な釉薬は開発されにくいのです。私たちは工場で時々宝石のようなタイルを見かけます。そして商売を度外視して綺麗なタイルに見入ります。私たちは、綺麗なタイルが好きなのです。」
一部に使われるこだわった綺麗な釉薬は時間やコストがかかるので開発されにくいのが現状です。工場で時々できる「宝石のようなタイル」。好きを大切にするからこそこのような綺麗なタイルを作ることが出来るのです。
こうした思いが込められたTNコーポレーションのセミオーダータイルHERITAGE「ヘリテイジ」。
選択できるカラーは全部で70色あります。微妙な色の違いや選べる色の数も「ヘリテイジ」の3つのこだわりがあってこそ可能になります。
林代表:「綺麗なタイルを世界に供給できるような仕組み」を遺産として残したいと考えています。それがセミオーダータイル「HERITAGE(ヘリテイジ)」です。これはTNの使命だと考えています。」
タイルライブラリーにはこのようなHERITAGE「ヘリテイジ」のサンプルが飾られています。
タイルの発色の良さ、釉薬のガラス成分が反応してできる陶器のような貫入の美しさを、お伝え出来ればと思います。是非タイルライブラリーにお越しください。
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